鈴鹿8耐から3週間、この週末はツインリンクもてぎで全日本ロードレース第6戦「もてぎ2&4」レースです。ツインリンクもてぎのある栃木県、北関東エリアはようやく「酷暑」も収まりつつあるのかな、日が射すとじりじり来ますが、湿度が下がって、風が吹いたら気持ちいい。いいお天気です、この週末。

さてレースの方は、きょう土曜日に公式予選が行われます。鈴鹿とオートポリスに続いて、今シーズン3度目の2&4は、2輪じゃJSB1000クラスのみってことで、スケジュールがゆるゆるです。今日なんか12時からノックアウト式の予選が始まって、Q1/Q2終わるの、13時ですから。これで、今日の走行スケジュールはおしまい。うーむ、ほかのクラスとの開催レース数に差が付きっぱなしなんですけど……。
そのJSB1000クラスの公式予選ですが、全33人のエントラントから、上位10人だけがQ2に進めるノックアウト方式。まずQ1では、昨17年にここツインリンクもてぎを2連勝した野左根航汰(ヤマハファクトリーRT)がトップタイムをマーク。2番手は、鈴鹿8耐の土曜のフリー走行で転倒、負傷した中須賀克行(ヤマハファクトリーRT)とヤマハ1-2スタート!
3番手以下に③高橋巧(TeamHRC)、④津田拓也(ヨシムラスズキ)、⑤渡辺一樹(ヨシムラスズキ)、⑥渡辺一馬(カワサキTeamグリーン)、⑦秋吉耕佑(MotoUP RT)、⑧高橋裕紀(モリワキ)、⑨ザクワン・ザイディ(ホンダアジアドリーム)、⑩加賀山就臣(TeamKAGAYAMA)というメンバー。11番手の清成龍一(モリワキ)は0秒071差でQ2進出なりませんでした。

画像: トップタイム発進の野左根 ここもてぎは地元コース 自信持ってます!

トップタイム発進の野左根 ここもてぎは地元コース 自信持ってます!

画像: 「ケガなんてしてませんよ」とお約束の中須賀 左肩の回復次第で、決勝レースのペースがきまりますね

「ケガなんてしてませんよ」とお約束の中須賀 左肩の回復次第で、決勝レースのペースがきまりますね

画像: いつものように淡々と、いつのまにかフロントローにいます 勝ちに飢えてますね、この人は

いつものように淡々と、いつのまにかフロントローにいます 勝ちに飢えてますね、この人は

10分間のインターバルののちに行なわれたQ2は20分間のセッション。ここでも、もてぎを得意とする野左根がトップタイムを決めてポールポジションを獲得! 2番手に中須賀、3番手に高橋巧と、Q1と変わらないオーダーでのフロントロー確定となりました。
全日本では6月中旬の菅生大会から、約1か月半ぶりのスプリントレース。耐久の準備やテストからスプリントにマシンも頭もライダーの走り方も切り替えての後半戦スタートレース、まずは今シーズン開幕戦のもてぎ大会でも表彰台に乗った3人がフロントロースタートを決めましたね。

画像1: <全日本ロードレース> もてぎは快晴♪
~後半戦は野左根がトップタイム発進~

「もてぎは地元だし、得意なコースで相性もいい。僕の走り方にもあっているコースなので、トップタイムは狙っていました。ポールポジションは素直にうれしいです。きのうの合同走行は風が強くてうまく走れなかったんですが(注:それでも野左根が総合トップタイムでした)今日は風もやんで路面温度もちょうどよく上がって、うまく走れました」と野左根。
野左根、乗れていますね。本人によると、鈴鹿みたいなコースよりもてぎの方がライディングに合っている、んだって。もてぎはストップ&ゴー、鈴鹿は開けっぱなしで曲げていくようなコーナーが多いですから、そういう相性なんでしょう。JSBに上がる前も含めて、いちばん走り込んでいるコースなんだそうです。

画像2: <全日本ロードレース> もてぎは快晴♪
~後半戦は野左根がトップタイム発進~

予選2番手の中須賀は、鈴鹿8耐の決勝日前に転倒してから、きのうが初ライディング。
「鈴鹿の土曜に転んでから3週間、どこまで回復しているかな、と思って走ったんですが、思ったよりタイムは出た。ちょっと肩が痛むから新しい乗り方をして、かえって区間タイムが良くなったところがあったりと、このケガもいい経験にしたいです」といいますが、転倒でケガした右肩は万全ではなく、決勝の23周の長丁場を走り切れるか、注目です。チャンピオン争いのことも考えると、ここは無理しないでポイントを取りに行くことが吉、ですね。

画像3: <全日本ロードレース> もてぎは快晴♪
~後半戦は野左根がトップタイム発進~

フロントロー3番手は高橋巧。鈴鹿8耐ではヤマハファクトリーに振り切られて2着、開幕戦のここもてぎでも、続く鈴鹿でも中須賀の後塵を拝していますから、ここらでイッパツやっつけておきたいところ。
「きのうの合同走行で転んじゃったので、ちょっとつまづきましたが、フロントローに入ればいいかな、という感じで走っていました。タイムは1分48秒台に入るかな、っていう予想どおりには走れましたね。開幕戦では中須賀さんに負けているし、本人だいぶシンドそうなので(笑)、そのすきに勝ちたいです」(高橋)

フロントローには並べませんでしたが、予選のQ1/Q2でいい走りをしていたのは秋吉、津田がいいですね。特に津田に関しては、昨年の開幕戦からGSX-R1000Rが新型になって、もう1年半。そろそろ「マシンが仕上がらなくて」って言い訳も通用しないからね(笑)。チームメイトの渡辺一樹も、チームのセンパイである津田より先に勝ちたいでしょうから、ここのチーム内争いも面白そう。

あす日曜も天気は良さそうで、カラリとお天気のいいレースとなりそうです。JSBのレースは13時には終わっちゃいますから、サクッとツーリングにでもおいでませ♪

写真・文責/中村浩史

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