サンデーエンデューロライダーにありがちなのが「セクションをクリアする走破力はあるけど、スピードには自信がない」という言葉。例えばオンロードでサーキットを走る時には必ずと言っていいほど周回タイムを計測し、それを縮めることを目標にライン取りなどを改善していく。全日本モトクロスでも今年はIA1の予選はタイム計測をし、その速い順に予選順位が決まる。当然ながら、エンデューロライダーもこのようにタイム計測をすることでスピードを身につけていくことができる。そのためにオススメなのが、オンタイムエンデューロだ。

オンタイムの登竜門的レース、Lites! KYT HELMET

初めてオンタイムを経験するのに、関東では盛んに開催されているJECライツがある。現在の正式名称「Lites! KYT HELMET」。MFJ公認のレースではないので、ヘルメットにMFJマークは不要だし、タイヤもFIMタイヤである必要はない。さらにはMFJでは禁止されているヘルメットカメラでの動画撮影も可能だ。

画像: オンタイムの登竜門的レース、Lites! KYT HELMET

市販車クラスも設定されているし、ある程度自信がある人には中級者向けのクラスもある。初めての人ならとりあえずCクラスがいいだろう。

必要なものはこれだけ

難しく捉えられがちなオンタイムエンデューロだが、Lites! KYT HELMETで絶対に必要なものは3点だけ。

1.タイムカードホルダー

画像1: 1.タイムカードホルダー

当日配られるタイムカードには、自分が何時何分にコースインすれば良いかが書いてある。コースインする時にはこのカードにタイムを記入してもらうので、必ず持ち歩けるようにマシンや体のすぐとり出せる位置に装着する。走りながら残り時間がわかるようにハンドルバーにセットするライダーが多い。

画像2: 1.タイムカードホルダー

TREK FIELDから専用アイテムも発売しているが、ツーリングでスマホナビをセットするようなケースでも十分に代用できる。

2.電波時計

画像: 2.電波時計

正確な時間がわからなければオンタイムエンデューロは走れない。必ず電波時計を用意しよう。腕につけてもいいし、こちらもマシンのハンドルバーにつけても良い。2つあるとベストだ。耐水性や防塵性の高いG-SHOCKがあれば言うことないが、安いものならば2000円くらいで買うことができるはずだ。

3.サイドスタンドもしくは三角スタンド

サイドスタンドがついているエンデューロレーサーなら問題ありませんが、スタンドのついていないモトクロッサーは必ず三角スタンドを持ってくるか、もしくはサイドスタンドをつけましょう。トレールバイクにはサイドスタンドがついていますが、跳ね上げられない形状のものが多いため、外して三角スタンドを使う方が安全です。

画像: 3.サイドスタンドもしくは三角スタンド

マシンは車検後にパルクフェルメという保管場所に保管し、そこではエンジンをかけることや整備をすることは禁止されています。

今年はあと2回開催予定

JECライツは春に日野カントリーオフロードで開催され、今年はあと2大会を予定。最近はエンデューロIAライダーの前橋孝洋選手が中部でオンタイム体験会を開催し、エントリー枠がすぐに埋まる人気ぶりとのこと。スピードに自信のない人はスピードをつけるため、スピードに自信のある人は腕試しに、まずはJECライツにトライしてみてはいかがだろうか。

2018 Lites! KYT HELMET in 日野カントリーオフロードランド
日程:2018年8月5日(日)
会場:群馬県日野カントリーオフロードランド
エントリー期間:7月7日〜26日

2018Lites! KYT HELMET in 成田モトクロスパーク
日程:2018年10月14日(日)
会場:千葉県成田モトクロスパーク

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