使い勝手は非常に良好! ツーリング好きは要チェック!

ちょっとした荷物を運ぶときはタンクバッグを載せる、というのは過去の話になりつつある。ガソリンタンク形状の複雑化でタンクバッグが載せにくくなり、樹脂製カバーを採用した車種だと簡単に着脱できる磁石固定タイプも使えないからだ。代わりにシェアを伸ばしているのがシートバッグ。街乗りにちょうどいいものからキャンプツーリングに対応するものまで、さまざまなデザインと容量の製品が揃っている。

画像: 「街乗りでもツーリングでもリュックしか使いません!」という梅ちゃんにとっては気になる存在。さっそく容量や色のバリエーションを調べていた。

「街乗りでもツーリングでもリュックしか使いません!」という梅ちゃんにとっては気になる存在。さっそく容量や色のバリエーションを調べていた。

そうした中で登場したユニークな製品がゴールドウインから発売されたばかりの『クロスオーバーリアバッグ』。一見するとスタイリッシュな薄型シートバッグだが、底面に収納されているショルダーベルトを引き出せばボックス型のリュックサックに変身する。オートバイから離れて移動するときも楽だし、普段はカジュアルなリュックとして使い、ツーリングではシートに固定するなどフレキシブルに運用できることが魅力だ。

通常のシートバッグは4本程度の固定用ベルトを車体側に留めてからバッグを固定するが、この製品はゴールドウイン独自の「Xベルト」を採用。シートを外し、Xベルトを車体の間に置いてからシートを戻すだけで固定用のベースが出来上がる。簡単に着脱できるし、バッグを固定したときもベルトが目立たず、見た目もスッキリしている。

日本はもちろんヨーロッパのライダーにも信頼されているゴールドウインの製品だけに、頑丈さと仕上げの丁寧さ、使い勝手の良さは文句なし。24L容量と35L容量の2種類があるので、用途に応じて選べるのも嬉しい。着脱が面倒で持ち運びしにくいという、シートバッグの概念を変える製品に仕上がっている。

画像: 積載性の悪いスーパースポーツモデルにも問題なく装着できた。24Lタイプは幅45㎝、35Lタイプは幅50㎝なので、購入前に実車でシミュレーションしたほうがいい。今回テストしたのは24Lタイプだ。

積載性の悪いスーパースポーツモデルにも問題なく装着できた。24Lタイプは幅45㎝、35Lタイプは幅50㎝なので、購入前に実車でシミュレーションしたほうがいい。今回テストしたのは24Lタイプだ。

画像: サイド(リュックとして使う場合は上蓋)のフラップが全面的に開くから長尺物の出し入れもストレス無し。特にキャンプツーリング派には嬉しい設計だ。

サイド(リュックとして使う場合は上蓋)のフラップが全面的に開くから長尺物の出し入れもストレス無し。特にキャンプツーリング派には嬉しい設計だ。

画像: シートが外せる機種なら着脱が嘘のように簡単に行える『Xベルト』を採用。バッグを外した後もバックルを接続しておけばベルトがブラ付かない。

シートが外せる機種なら着脱が嘘のように簡単に行える『Xベルト』を採用。バッグを外した後もバックルを接続しておけばベルトがブラ付かない。

画像: 上面の開口部が大きいので荷物の出し入れがスムーズ。フラップの裏側にはメッシュポケットを備えている。

上面の開口部が大きいので荷物の出し入れがスムーズ。フラップの裏側にはメッシュポケットを備えている。

ゴールドウイン X-OVER REAR BAG
[カラー]ブラック、ブラック×イエロー、タン
[価格]1万3824円(24Lタイプ)・1万6956円(35Lタイプ)

撮影/南 孝幸 モデル/梅本まどか

テスター太田安治の欲張りリクエスト

よく考えられた設計で使い勝手はすこぶる良好。ただ、防水性能は付属のレインカバー頼りというのが残念。完全防水にとは言わないが、ファスナー部分の工夫などで少々の雨なら心配しないで済む防水性能が欲しい。

問い合わせ

TEL.0120-307-560

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