2018年1月6日から20日の日程で、ペルー、ボリビア、アルゼンチンを舞台に開催されたダカールラリー2018。
昨年に続き2度目の出場となった風間晋之介選手は、2輪総合44位で無事に完走をしました。

画像: この成績は昨年の67位から大きく躍進するもので、ヤマハ勢では2位というもの。

この成績は昨年の67位から大きく躍進するもので、ヤマハ勢では2位というもの。

ファクトリーチームとファクトリーのサポートチームだけでも30台近くなるなかで、プライベーターチームで戦い、大きな実績を残す結果となりました。

画像: 風間晋之介選手、ダカール2018を44位で完走

ダカールラリー2018 風間晋之介選手 順位

ステージ1 61位(総合61位)
ステージ2 52位(総合50位)
ステージ3 67位(総合55位)
ステージ4 50位(総合52位)
ステージ5 63位(総合55位)
ステージ6 45位(総合55位)
ステージ7 59位(総合55位)
ステージ8 52位(総合52位)
ステージ9 キャンセル
ステージ10 41位(総合48位)
ステージ11 44位(総合45位)
ステージ12 キャンセル(総合45位)
ステージ13 47位(総合44位)
ステージ14 46位(総合44位)


「ダカールラリー2018」風間晋之介選手44位で完走の活躍!!
投稿日 : 2018年1月31日 | カテゴリー : ダカールラリー
2018年1月6日から20日の日程で、ペルー、ボリビア、アルゼンチンを舞台に開催されたダカールラリー2018。
昨年に続き2度目の出場となった風間晋之介選手は、2輪総合44位で無事に完走をしました。
Dakar2018_Shinnosuke Kazama_001
この成績は昨年の67位から大きく躍進するもので、ヤマハ勢では2位というもの。
ファクトリーチームとファクトリーのサポートチームだけでも30台近くなるなかで、プライベーターチームで戦い、大きな実績を残す結果となりました。
Dakar2018_Shinnosuke Kazama_003
ダカールラリー2018 風間晋之介選手 順位
ステージ1 61位(総合61位)
ステージ2 52位(総合50位)
ステージ3 67位(総合55位)
ステージ4 50位(総合52位)
ステージ5 63位(総合55位)
ステージ6 45位(総合55位)
ステージ7 59位(総合55位)
ステージ8 52位(総合52位)
ステージ9 キャンセル
ステージ10 41位(総合48位)
ステージ11 44位(総合45位)
ステージ12 キャンセル(総合45位)
ステージ13 47位(総合44位)
ステージ14 46位(総合44位)
昨年の参戦初年度は、とにかく完走することを目標としそれを達成。本年度はスピードアップを課題に取り組むとのことでしたが、その通りの結果を残しました。
例年以上に厳しいコースとなった今回のダカールラリーで、風間晋之介選手は高い集中力とライディングスキルで日々のステージを無事に走り続け、中盤からは徐々に順位も上げる活躍をみせました。

画像1: ダカールラリー2018 風間晋之介選手 順位

しかしステージ11~12のマラソンステージではリタイヤも覚悟するピンチに見舞われます。
ステージ11の走行中にウォーターポンプのシール破損で冷却水が漏れ、ペットボトルの水を継ぎ足しながらの走行となり、なんとかゴールには辿りついたものの、メカニックが手助けできないマラソンステージのビバークでは修理パーツも無く、翌日の走行があやうくなりました。
しかし天の恵みか、翌日の第12ステージは天候の問題により2輪とクワッドクラスはキャンセルとなり、このおかげでメカニックによるマシンの修理が可能となり難を逃れることができました。

画像2: ダカールラリー2018 風間晋之介選手 順位

実力の他に強運も必要なダカールラリー。2輪クラスは139台が出場し完走したのは85台のみという過酷なレースでした。
その中で総合44位でゴールを果たした風間晋之介選手は、世界的にも実力のあるラリーライダーとして認知されるようになってくるでしょう。
今後の活躍も大いに期待したいですね。

画像: Top Moment - Stage 14 (Córdoba / Córdoba) - Dakar 2018 youtu.be

Top Moment - Stage 14 (Córdoba / Córdoba) - Dakar 2018

youtu.be

風間晋之介選手 ゴール後のコメント

感謝!!
第40回目の記念すべきダカールラリーが終わりました!!
皆様の応援があってこその参戦、完走でした。
このダカールには本当に沢山のドラマがあり、それぞれがこれにかける想いは計り知れないなと思いました
更新が出来なかったマラソンステージでのマシントラブル
翌日のレースを走りきる事がほぼ絶望的に思った夜の19時過ぎ、2、3日前から話す様になったライダーがパーツさえ手に入ればオレが一緒に直すと言ってくれた。
なるべく睡眠時間を確保したいダカールのレース中に、他者のトラブルに何の迷いもなく自分の睡眠時間を投げ出してくれると言った。
また別のヤツは同じヤマハ系のライダーにパーツの有無と対処法(騙す方法)を聞いてきてくれた
翌日のステージのキャンセルは本当に幸運だった
ここまでの順調が嘘の様にリタイアの文字が頭の中に浮かんできていたが首の皮一枚繋がった
ウォーターポンプだけにとどまらずガソリン漏れの問題も抱えていたが、チームメイトのクワード(四輪バギー)と彼の仲間が共に片側のタンクを外し、バイクでは運べない荷物を700キロも運んでくれた
コース上でスタックしたバイクを引き出すのを手伝ってくれた全く面識の無かったクワードのライダー
2016年のモロッコでのラリーから意気投合し、共に走り、順位を競ったイギリス出身のライダー、マックス Max Hant
アメリカでサーフショップを営み、モロッコから一緒だった心やさしき アンジェロ Petr Angelo Vlcek
昨年のダカールで膝を骨折し、プレートが入ったままゴールまで辿り着いたデイビッド David Thomas
チームオーナーでありクワードのライダーであるアクセル Axel Dutrie 共にタンクを運んでくれた
そしてその友人であるアレックス
彼は僕のお礼の言葉に「それがダカールだから」
の一言で何でも無いことのように片付けた
モロッコから一緒だったオリビエ Olivier Hembert は残念ながら2日目にリマの病院に搬送されてしまった
この日はもう1人の日本人、門馬さん Takayuki Momma も夜の砂丘で燃料のトラブルから戦線離脱を余儀なくされた
昨年も共に走ったギリアム Guillaume Chollet もバッテリー、燃料ポンプのトラブルで戦列を離れた
仲間が増えた分仲間の離脱は寂しいものがあった
今回も全員でゴールしよう
そう思ってたから余計に
その分また新たな仲間が出来、支え合いながらその後のステージを戦い抜いた
メカニックのコントン Quentin Brossier は若いのに本当によくやってくれた
言葉の壁はありまくったけど要望に応えてくれ、トラブルに対処してくれた
フランス語、英語、スペイン語を操るクワードライダー、ブルーノ Bruno da Costa には言葉の面などでたくさん助けられた
そして今回はバイク修理をやるって言ってくれたアルゼンチン人の若干20歳のライダー、ホアン Juan Rojo
こいつのその言葉と、頑張ってる姿には本当に感動させられた
彼の地元、チレシトという街を通った時に彼の応援の人達が沿道に多くいたのは他人事ながらものすごく嬉しかった
ゴール後にバイクの横で涙する彼の姿と共に乗り越えられた喜びを分かち合い涙した
ダカールラリーとは、本当に沢山のドラマと感動と、出会いと仲間(ファミリー)を僕に与えてくれる、素晴らしい人生の1ページとなった
毎回なるだろう
何年経っても、何年疎遠でも、いつだって再会を喜びあい、また共に戦える家族として
仲間たちとの絆が何よりもこのダカールラリーでの宝物なのかもしれない
応援いただいた方々もしかり
支えてくれる家族しかり
沢山の人達との繋がりが僕をこのダカールラリーに駆り立て、またゴールまで導いてくれる
本当に、応援ありがとうございました
仲間に、友人に、家族に感謝
2018/1/21 風間晋之介
(Shaun Kazama facebookより)

https://s-kazama.com/

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