トルクチェックで素人メカからステップアップ!

外装の着脱やチェーン調整、ブレーキパッド交換程度なら自分でできる人が珍しくないが、素人整備で陥りがちなのがボルト/ナットを過度な力で締め付けること。緩むことを心配するあまり、ボルトの太さや材質、部位に関係なく、めいっぱい締め込む人が圧倒的に多い。サービスマニュアルに記載されている指定締め付けトルクを手の感覚だけで合わせるのは経験豊富なプロメカニックでも至難の業で、トルク管理の重要性を知っているメカニックはトルクレンチを使っている。これまでトルクレンチは機械式が主流だったが、急速に普及してきたのがデジタル式だ。

トネのハンディデジトルクは手持ちのラチェットハンドルやスピンナハンドル、Tレンチと組み合わせて使えることが特徴。ソケット差し込み角9.5㎜のタイプで締め付けトルク10〜135N・mまで設定できるから、サンデーメカニックの作業内容ならほぼ対応する。本体は75㎜×45㎜×45㎜と、工具箱に入れても邪魔にならないコンパクトさで、重量も200g以下だ。

設定は液晶モニターを見ながらボタン操作で指定トルクを入力するだけ。締め込んで目標トルクに近づくとブザー断続音+赤色LED点滅、入力したトルク値に達するとブザー連続音+LED点灯で報せてくれる。締め付けトルクはモニターにリアルに表示されるので、締め過ぎてやり直しという失敗も防げる。

手持ちのレンチ類と組み合わせて使えるのも便利だし、締め付けトルクの表示を見ながら作業することで手の感覚も鍛えられる。ボルト/ナット類をねじ切ったり角を崩したりすると後始末が大変だから、サンデーメカニックこそ積極的に使うべきだ。

画像: 表示桁数は100N・m未満に設定した場合で0.01。100〜135N・mに設定した場合は0.1で、エンジン回りの細いボルトやデリケートなトルク管理が要求されるアルミボルトにも対応。

表示桁数は100N・m未満に設定した場合で0.01。100〜135N・mに設定した場合は0.1で、エンジン回りの細いボルトやデリケートなトルク管理が要求されるアルミボルトにも対応。

画像: 精度を保つために落下や衝突などの大きな衝撃を与えないことが重要。使用しないときはケースに入れて保存しよう。狂いを修正する校正はメーカーのトネでも対応してくれる。

精度を保つために落下や衝突などの大きな衝撃を与えないことが重要。使用しないときはケースに入れて保存しよう。狂いを修正する校正はメーカーのトネでも対応してくれる。

画像: デジタルトルクレンチはラチェットハンドルと一体化したタイプが主流だが、この製品はT型ハンドルやスピナハンドルとも組み合わせられることがポイント。

デジタルトルクレンチはラチェットハンドルと一体化したタイプが主流だが、この製品はT型ハンドルやスピナハンドルとも組み合わせられることがポイント。

画像: ハンドルとソケットの間に挟み込むので、作業場所によってはプリセット型より使いやすい。姉妹品の『H4DT200』は差し込み角12.7㎜で20〜200N・m対応。

ハンドルとソケットの間に挟み込むので、作業場所によってはプリセット型より使いやすい。姉妹品の『H4DT200』は差し込み角12.7㎜で20〜200N・m対応。

ココに注目!!

手のひらに収まるコンパクトサイズで、電源は単4電池2本。液晶モニターの数字は大きくて見やすい。

画像: ココに注目!!

TONE ハンディデジトルク(H3DT135)価格:1万4904円(税込)
[サイズ]W45×T45×D24×L75㎜
[本体質量]0.194㎏
[使用温度範囲]5〜42℃
[使用電池] 単4 形× 2 本 アルカリ乾電池
[付属品]校正証明書(トレーサビリティ体系図付)、樹脂ケース、単4形アルカリ乾電池

  

TONE公式サイト

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