8割以上のパーツを一新して衝撃の登場!!
早くも様々な情報が公開され始めている欧州最大のショー、インターモト2016。
本誌でもフェイスブックにて現地速報をお届けしてきましたが、
改めて、メーカーごとに今回のハイライトをおさらいしていきましょう。
トップバッターはホンダ。やはり注目はこの新型CBR1000RRでしょう。
今回はSPとSP2がデビュー。スタンダードはミラノで登場か?
「これまでのファイアーブレードの歴史の中で、ここまで大きく変わったのは初めて」
と言われるほど大きな進化を遂げたのが新型CBR1000RR。全体の80%以上が
リニューアルされ、もはや別物と言った方がいい内容となっています。
今回デビューを果たしたのはSPとSP2。いずれも「トータルコントロール」という
キーワードのもと、最新テクノロジーがぎっしり詰め込まれています。
SPはスポーツライディングを楽しみたいライダーに向けたグレード。
従来型同様、ブレンボのキャリパーやオーリンズのサスを装備しますが、
今回はオーリンズのサスがなんと電子制御に。エンジンは10馬力以上の
パワーアップを果たし、フレームはしなやかさを追求して剛性バランスを見直されています。
そして、サーキットでの走りを追求したグレードがSP2。
なんとこちらはバルブ径を拡大した専用のシリンダーヘッドを備え、
マルケジーニのホイールまで装備した、文字通りのスペシャル。
両車とも、電子制御スロットル「スロットル・バイ・ワイヤ」や
トルクコントロール機構「HSTC」、セレクタブルライディングモードなど、
最新の電子制御デバイスをフル投入しています。
国内仕様もフルパワーでデビューするのでは、という噂もあり、
今から待ち遠しいマシンですね。
主要諸元(SP)
全長×全幅×全高:2,065mm x 715mm x 1125mm
車重:195kg シート高:820mm
最高出力:141kW(約191.76PS)/13,000rpm
最大トルク:116Nm(約11.82kg-m)/11,000rpm
タンク容量:16L
タイヤサイズ前・後:120/70ZR17・190/50ZR17