本紙推定による2011年(1〜12月)の軽二輪(道路運送車両法でいう排気量126〜250cc)・全国販売台数(新規届出ベース)は、合計で3万8829台と、10年比1184台=3.1%増。わずかながらも05年以来6年ぶりの増加に転じる模様だ。1〜2月累計の時点で2割以上の前年同期比減と、11年は序盤から苦しい立ち上がり。そしてこれから需要期という3月に東日本大震災が発生。買い控えの影響と見られる減少もあったものの、5月以降は前年同月比の傾向が続き、一年を終わってみれば、前年以上の販売台数。震災などによる景気悪化への不安を払拭する結果といえるだろう。その立役者となったのは、オートバイタイプの台頭といえるだろう。

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2011年の軽二輪で最も販売台数を伸ばしたHONDA CBR250R。

 
初登場 CBR250R 年間V
前半首位ニンジャも前年以上に好調

軽二輪11年全国機種別販売台数を銘柄別で見る。

◇主力はCBRに、ホンダ躍進に貢献/ホンダ
 3月中盤より投入されたCBR250Rはニンジャ250Rに約100台差の2位で一年の前半を折り返し。後半で一気に数字を伸ばして断トツで11年を終えた。約5000台になる見通しで、ホンダ軽二輪躍進の原動力となった。
 CBR登場までホンダ軽二輪の筆頭モデルだったフォルツァZは10年の数字(3571台)には届かないものの、3000台ラインは維持しそうだ。VTRは10年の数字(2685台)には届かないものの、2000台前後は確保する見通し。(以下略)
 

◇主力機種が前年並みの安定水準保つ/ヤマハ
 マジェスティ250は2000台を突破し、10年(2093台)並みの安定水準をキープ。セロー250は1500台超えと、こちらも10年(1578台)並みの数字を確保しそうだ。WR250R/Xは1400台前後で、これも10年(1404台)並みを獲得する見通しだ。(以下略)
 

◇オートバイタイプ好調/スズキ
 主力のスカイウェイブ250/タイプS/SSは10年の数字(2525台)には及ばないものの、2000台以上となる見通し。ジェンマは750台前後と、10年(892台)により約15%減となる模様だ。
 グラストラッカー現行型式モデルが10年(509台)より多い550台前後となる見込み。40位の前型式モデルは50台強で、現行型式モデルが増加した分だけ10年(92台)より減少する見通し。
 ST250Eタイプは10年(422台)より25%の大幅増と好調。スカイウェイブ250タイプMは10年(496台)より15%減だが、400台以上はキープする見込み。バンバン200は300台前後と、10年(271台)より微増。マローダー250は150台以上と、10年(93台)より8割近い増加。
 

◇ニンジャ首位逃すも1割増で軽二輪のけん引役果たす/カワサキ
 08年4月から登場したニンジャ250Rは、11年上半期のトップセールスをマーク。しかし、年間ではトップを守れず2位で、初の年間首位を逃した。それでも3900台前後に達し、10年(3479台)より1割増と、11年の軽二輪市場のけん引役になったのは間違いないだろう。
 エストレヤは10年(566台)とほぼ同数の安定数を維持する見通し。250TRは550台前後と、10年(707台)より2割以上の減少と厳しい一年となった。KLX250は10年(442台)とほぼ同じ台数を維持。DトラッカーXは10年(634台)より3割減の400台強となる模様だ。
 

◇ヒョースン機種3年連続首位、最多上位入りはピアジオ
/外車・その他

 外国の最多販売はヒョースン(韓国)のGV250アクイラで、10年(334台)並みかそれ以上となる見通し。ヒョースン機種が外車トップになるのは09年から3年連続で、GV250の外車トップとなるのは09年から3年連続で、GV250の外車トップは2年連続。(以下略)

 
 
 

二輪車新聞 2012年1月1日発行号より)