6月23日〜26日、オーストリアのアイゼンエルツで、
世界で最も過激な“エクストリーム・エンデューロ"といわれる
オフロードレース「エルズベルグロデオ」が開催され、
日本からただ一人参戦した田中太一選手が見事7位でゴールし、
2年連続でレース完走を果たしました。

のべ4万人の観衆が集まり、
オフロードレースの祭典とも言われる「エルズベルグロデオ」は、
世界35ヶ国から1500名のライダーが参加。

初日から2日間にわたって予選(プロローグ)が行われ、
500名が決勝レースとなるヘアスクランブルに進出します。

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写真は「スタートヒル」と呼ばれるエルズベルグ名物のヒルクライム。

見るからにスゴイ急斜面。

鉱山ならではの地形を活かしたコースなんです。

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最終日に行われるヘアスクランブルは、
プロローグとは異なる全長約40kmのコースで行われ、
クルーや観客、他のライダーの協力なしでは登れない、
あるいは下れない絶壁の斜面があるなど、
体力のみならず精神力も問われる壮絶なコース設定になっています。

今回のレースでゴールに辿り着けたのは僅か9名で、
KTM 250XC-W(2ストロークエンジンを搭載するエンデューロモデル)で
参戦した田中太一選手はそこで見事完走を果たしました。

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 帰国後、本誌の問いかけに対し田中選手は

「昨年、プロローグでのスピードが足りないと感じましたので、

今年はアメリカのカート・キャッセリ選手の元で1ヶ月間修行をしてきました。

その結果(プロローグ31位)は出せたと思っています」

と答えてくれました。

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決勝レースは予選レースであるプロローグの順位で決まり、

1列50台、5分おきのスタートとなり、田中太一選手は昨年、

5列目スタートとなり、約240台を抜いた。

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今年はプロローグで31位の順位を獲得したことによって

1列目でスタートできた。

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さらに田中選手は

「身体が誰よりも小さい中(バイクの)『押し』が多いコースはきつかった。

練習量を増やすことに加え、シート高を下げる、ローダウンサスを入れるなど

マシンセッティングを突き詰めるなど、やるべきことはまだあります」

と話してくれました。

日本ではほとんどクローズアップされない海外のオフロードレースですが、

そんななか日本のサムライが大健闘し、見事な成績を収めて帰ってきました。

田中太一選手の今後の活動にも注目していきたいです。

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KTMジャパン代表のシャノーさんと

エルズベルグ完走者にのみ贈られるフラッグを手にして。

レポート:青木タカオ