ヨーロッパで発売と同時に大好評を博しているネイキッド・スポーツモデ
ルのFZ8が、7月下旬よりヤマハ逆輸入車専門ショップ“プレスト”から 市販
開始される。
 そこで、発売前に行われた試乗会でのショートインプレッションをお届
けしよう。

 ベースと なったのは旧YZF-R1系の1000ccエンジンを搭載したFZ1。
対してFZ8はシリンダーボアを9mm縮小した779ccの新設計エンジン を
搭載している。しかし『パワー不足の廉価版では?』という憶測は大間違い。
 日本の交通環境下なら、FZ1以上に楽しくて扱いやすい オートバイに仕上
がっているのだ。

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フレームほかの主要車体コンポーネンツはFZ1と共通だが、外装は専用デザイン品。
ハーフカウル装備のFAZER8も同時発売(95万5500円)されている。

『尖り過ぎていない』特性でライダーの支配下に!

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軽く流すペースでも前後サスペンションがしっかり動いて自然に旋回する。絶対的な
スポーツ性能はFZ1より低いが、サーキット以外ならFZ8のほうが乗りやすくて楽しいはず。

 車体はFZ1とほぼ共通なのに、走りだすと不思議なほど軽快。
エンジンの回転フィーリングが軽やかで、7000~1万回転に明確なパワ
ーバンドがあり、メリハリの効いた反応を楽しめる。
 加えてFZ1より減速比がショートだから1~2速での加速が力強いし、
思い切りよく引っ張ってもそら恐ろしいようなスピードにはならない。

 アクセルレスポンスは程よくマイルド。特にアクセル開け始めの反応が
スムーズで、フルバンクから早めに開けても、テールスライド→ハイサイド
という状況に陥りにくい。
 このギア比とエンジン特性が、操る楽しさを身近にしているのだ。

 サスペンションセッティングもFZ1とは大きく変わり、より低い荷重域で
スムーズに動く。市街地での乗り心地もいいし、荷重コントロールを意識
しなくても充分な旋回性が得られるから、タイトターンの連続する峠道に
もピッタリだ。

 今回の試乗では試せなかったが、このエンジン特性とハンドリング、
ライディングポジションならツーリング適性もかなり高いはず。
 価格は90万3000円と、内容からみるとお買い得。さまざまな条件で走
りの『質』を楽しみたいライダーにお勧めする。

詳細は発売中の「オートバイ8月号」で!

 以上が試乗会場における僕の印象。詳しい車両紹介と宮崎敬一郎氏
によるインプレッションは、発売中のオートバイ誌8月号で。

取材協力:プレスト
http://www.presto-corp.jp/

(Photo:赤松 孝/テスト&リポート:太田安治)