2010年5月29日 (土)
<試乗ダイジェスト>Triumph ストリートトリプル(2009年)
個人的には、デイトナ675と同じくらい興味がある(すっごい乗ってみたい)
のが、このストリートトリプルRです。
たぶんですが、この辺のバイクに乗っていると、ただの外車好きだとは
思われず、ベテランライダーたちからも、一目置かれると思われます。
とういわけで、2009年のオートバイ誌に掲載されたインプレッション記事
をどうぞ!
(オートバイ編集部・福助)

ツヤ消しのマッド系カラーを施されたRバージョンは、トライアンフのミドルスポーツモデル「デイトナ675」と
フレーム、スイングアーム、エンジンなどを共用している。R専用のカラーリングは、マットオレンジと
マットグラファイトの2色から選べる。

左側の液晶パネルには平均燃費に加え、ツイントリップ、時計などを表示する。
[試乗ダイジェスト]
快活なミドルスホーツNK、ストリートトリプルが生まれ変わった。
といっても見た目に大きな違いはない。違うのは中身。足まわりをSSモ
デルであるデイトナ675に準じて、ブレーキやサスをハイグレードな仕
様に変更しているのだ。
ストリートトリプルはもともとデイトナ675から派生したようなNK。
フレーム、リアアームのレイアウトはデイトナを規範にしているし、エンジン
もデイトナのものをリセッティングしたもの。だから身のこなしもなかなか
軽快で、ハンドリングもダイレクトな感じに仕上がっている。NKにしては
かなりスポーティな味つけだ。
基本設計がSS用のエンジンは、3000回転以下の低回転域では独特
のネバリと優しい吹け上がりでドリューンと回り、回転が上がるにつれて
トルクにコシが出てきて7000回転、9000回転と階段を上るように力強
くなる。これ以上になるとレスポンスも鋭く、ファンッと、やはり個性的な
排気音を発しながらレッドゾーンの始まる少し手前、1万2000回転まで
ストレートに吹ける。けっこうドラマチックでやんちゃな雰囲気だが、鋭い
ピックアップをするものの、トルクの立ち上がり方が程よく穏やか。優しい
応答性が特徴で、ブン回していてもストレスが少ない。これが魅力だ。
しかも、108馬力もあるパワーフィーリングが更に魅力を上乗せしてる。
400NKほどの小柄で軽い車体を、このパワーでグイグイ押し出す。
675ccの排気量が生み出す、ゆとりの低中域トルクも忘れてはいけない。
街でも峠道でも、何処でも扱いやすいエンジンである。さらに独特のトリ
プルフィールがドリューンと、心地よい不思議な感触をオマケする。
ツーリングでも、これが走りを退屈させない。けっこう愉しい。
今回の変更ポイント、足まわりにはスポーティな味つけを加味されて
いるが、乗り心地についてもこれまでより上質だ。ショックの作動がスム
ーズで、減衰などは強くなってるのに、衝撃をしなやかに吸収する。
やはりパーツのグレードが上がったからだろうか。
峠道でのもっとも大きな違いは、やはり深いリーンアングルでのスタビ
リティの良さ。それとギャップ、ウネリなどを越えたときの車体の乱れの
少なさだ。バンク角はスポーティなNKたちの中でも比較的深め。ブレー
キも扱いやすく、強力な旋回性と軽快でキレのいいハンドリングでキビ
キビ走る。スポーティな走りでは兄貴分のスビードトリプルより素直で癖
がなく、テイストとしてもSS的だ。国産の400NKたちではなく、ビッグ
NKと比較してさえ、ストリートトリプルの方が元気の良い走りを楽しめる。
良くできてる。
ゆとりのパワーとコンパクトな車体による扱いやすさ、ハイグレードな
車体まわりになって、上質な走りを…そしてトリプルエンジンの個性を
スパイスに…ストリートトリプルRは、そんないいとこ取りのスポーツスタ
ンダードなのだ。
(宮崎敬一郎)

3気筒によるスリムな車体とトルクフルなエンジンは爽快な走りとサウンドを響かせる。
ハイグレードサスの装着で、SS並みの走りが可能だ! 3気筒の独特な鼓動感は一度体感すると
病みつきになる。
■Triumph Street Triple R 諸元
全長×全幅×全高:2030×731×1250mm
ホ
イールベース:1390mm
シート高:805mm
乾燥重量:167kg
エンジ
ン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量:675cc
最高出力:108PS/11700rpm
最大トルク:7.0kg-m/9100rpm
燃料供給方式:インジェクション
燃
料タン
ク容量:17.4L
変速機形式:6速リターン
ブレーキ形式
前・後:φ308mmダブルディスク・φ220mmシングルディスク
タイヤサイズ 前・後:120/70ZR17・180/55ZR17
カラー: マットオレンジ、マットグラファイト
■ 価格:117万6000円
(写真/赤松孝 文/宮崎敬一郎、編集部)








コメント
>ツヤ消しのマッド系カラー
志村~、マット!マット!
投稿: 重箱|2010年6月 1日 (火) 01時24分