昨今の400ccクラスといえば、CB400シリーズに代表されるスポーツモ
デル路線と、SR400に代表される乗り味を楽しむモデルに二極化されて
いる印象ですけど、そのどちらとも違う印象のW400。
650よりも35mmもシート高が低いし、乗りやすくてイイんですよ。

かつてオートバイ編集部には、W650に10年10万キロくらい走った
大先輩がいましたが(いまだに現役で走っています)、すごい丈夫なの
も大きな魅力のひとつです。

それでは、試乗ダイジェストをどうぞ!    (オートバイ編集部・福助)

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W650をベースにエンジンのストロークを縮小した400ccバージョン。今年4月にトラディショナルな
イメージを強調したツートーンカラー採用のW400ファイナルカラーが発売された。


[車種解説]
クラシカルで美しいスタイルのW650をベースに、車体やエンジンの基本
的な部分は受け継ぎながら、エンジンのストロークのみを変更して排気
量を399ccにまでダウンさせ、普通二輪免許でも乗れるようにしたモデル。
兄貴分のドコドコしたパワー特性よりも、軽快なフィーリングで吹け上が
りながら、どっしりした安定性の高いハンドリングはそのままで、クラシッ
クムードが好きなファンに支持された。すでに生産終了し、今や店舗
在庫を残すのみとなっている。

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落ち着いたパネルデザインのメーター。左のスピードメーター内にはデジタル時計とトリップメーター
機能を持つ液晶オドメーターを装備。各インジケーター類はタコメーター内にレイアウトされている。                   

[インプレッション]
 W400の試乗は今回が初めて。またがってスグに、ハンドルグリップの
絞り角がバツグンに良いことに気づく。ものスゴク自然に握れる。
また前ぎみにセットされたステップ位置のおかげで、ライポジはまさに
極楽ツアラーって感じだ。
 この空冷2気筒エンジンは、600SSのエンジンみたいにギンギンに
回したくなるね。レッドゾーンが7500回転からで、6000回転で最大トル
クを発揮するんだから、そりゃブン回したくなるよな。でも、低中速のトル
クがないという意味じゃない。逆にちょっと気になったのは、3000~
4000回転での振動。その前後の回転域では、まったく気にならない。
それどころか、回せば回すほど振動がなくなっていくし、吹け上がりも
軽いからついアクセルを開けてしまいたくなる。
 ド新車だったので、ブレーキのアタリが出ていなかったのかもしれな
いが、やはりダブルディスクが欲しくなる。トラッドスタイル・400ネイキッ
ドは、ギンギンにブン回して乗りたくなる硬派モデルだったぜ!   
                                    (黒田健一)

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■KAWASAKI W400 諸元
全長×全幅×全高:2175×855×1115mm
ホ イールベース:1460mm
シート高:765mm
車両重量:209kg
エンジ ン形式:空冷4ストOHC4バルブ並列2気筒
総排気量:399cc
ボア×ストローク:72.0×49.0mm
圧縮 比:8.5
最高出力:29PS/7500rpm
最大トルク:3.0kg-m/6000rpm
燃料供給方式:キャブレター
燃 料タン ク容量:14L
変速機形式:5速リターン
ブレーキ形式 前・後:シングルディスク・ドラム
タイヤサイズ 前・後:100/90-19・130/80-18
カラー: エボニー×ファイアクラッカーレッド、
メタリックマジェスティックレッド×ポーラホワイト

■ 価格:65万円

(写真/赤松孝、南孝幸 文/編集部)