125スポーツの概念を塗り替える衝撃の速さ!

125㏄のスポーツバイクといえば、同じ排気量の原付2種スクーターと比べ、メーカーがあまり力を入れてこなかったクラス。スズキで125㏄のフルサイズスポーツといえば、ちょっと記憶をたどらないと思い出せないほど。そうそう、2ストロークのRG125Γ/ウルフ125があったっけ。

画像: 最高出力:15PS/10000rpm 最大トルク:1.1kg-m/8000rpm 価格:38万6640円 発売:2018年1月26日

最高出力:15PS/10000rpm
最大トルク:1.1kg-m/8000rpm
価格:38万6640円
発売:2018年1月26日

スズキは、この125㏄クラスを将来のヤングライダーの掘り起こしに重要だと考えていて、ジクサー150、GSXーS125を発表。今度はGSXーRを出してきた。基本構成はS125と同一で、凝った造形のフルカウルを装着。S125との違いはスタイリングと、セパハン装着ぐらいで、走行性能は同様。この走りが実にイイ!

出力は15PS、トルクは1・1㎏-mと125㏄なりだけれど、フューエルインジェクション装備のおかげか吹け上がりが早く、3000回転も回していれば街中を十分に流せる。力が盛り上がるのは7000回転あたりでレスポンスが鋭く、キビキビ走ることができる。「125㏄にしては」速いんじゃなく「125㏄なのに」速いのだ!

車体は軽量さが不安定につながらないよう安定性もちゃんと持たせていて、ハンドリングもフラフラ感のない安心感を持つことができる。ブレーキはABS標準装備で、軽量な車体をロックなく止めてくれる。普通に交通の流れに乗って流すもよし、ブン回してキビキビ走るのもよし。実は僕はプライベートで125DUKEに乗っているんだけれど、世界的に評価の高いDUKEにまったく遜色ない走りが味わえる! 少しテストコースを走ってみたが、最高速はゆうに130㎞/hオーバー! 間違いなくR125は、125スポーツの基準を塗り替える1台だと思う。

限られた出力を無駄にすることなく、ミッションをうまく使ってスイスイ走る楽しさと難しさ。これがスポーツバイクを楽しむ原点だ。
 

フルカウルで前後17インチのフルサイズ、水冷エンジンで6速ミッション。フューエルインジェクションだし、前後ディスクブレーキでABS標準装備、LEDヘッドライトにデジタルメーター…。とんでもない豪華装備の125㏄スポーツが、40万円を切る価格で手に入っちゃうのは本当にスゴい。

このR125、できれば全国の若者に乗せてあげたい。そうすれば、きっといいバイク乗りに育つだろうなぁ!

画像: 125スポーツの概念を塗り替える衝撃の速さ!

SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 2000×700×1070㎜
ホイールベース 1300㎜
最低地上高 160㎜
シート高 785㎜
車両重量 134kg
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
排気量 124cc
最高出力 15PS/10000rpm
最大トルク 1.1kg-m/8000rpm
ボアストローク 62×41.2㎜
圧縮比 11.0:1
燃料供給 FI
タンク容量 11L
キャスター/トレール 25°30′/93.3㎜
ミッション 6速リターン
ブレーキ前・後 シングルディスク/シングルディスク
タイヤ前・後 90/80-17/130/70-17

DETAIL

画像: GSX-Rシリーズらしい最新スーパースポーツ的なルックスのフルカウル。前面投影面積を減らすことで空気抵抗を低減しながら、リフト量も抑えて優れた安定性も実現した。

GSX-Rシリーズらしい最新スーパースポーツ的なルックスのフルカウル。前面投影面積を減らすことで空気抵抗を低減しながら、リフト量も抑えて優れた安定性も実現した。

画像: シリーズ共通の縦2灯式LEDヘッドライトが印象的なフロントマスク。小さいながらもGSX-Rシリーズのアイデンティティをアピールする部分。

シリーズ共通の縦2灯式LEDヘッドライトが印象的なフロントマスク。小さいながらもGSX-Rシリーズのアイデンティティをアピールする部分。

画像: 最高出力15PSの124㏄水冷シングル。DOHC4バルブ、ショートストローク設定、6つのセンサーを搭載したFIで高回転までスムーズに吹け上がる。

最高出力15PSの124㏄水冷シングル。DOHC4バルブ、ショートストローク設定、6つのセンサーを搭載したFIで高回転までスムーズに吹け上がる。

画像: スポーティなデザインのサイレンサー。2つの排気口の直径が異なるデュアルテールエンドを採用して上質でレーシーな排気音を実現した。

スポーティなデザインのサイレンサー。2つの排気口の直径が異なるデュアルテールエンドを採用して上質でレーシーな排気音を実現した。

画像: フロントフォークは正立で、細身でレーシーなデザインの10本スポークアルミキャストホイールが採用されている。ABSは標準装備だ。

フロントフォークは正立で、細身でレーシーなデザインの10本スポークアルミキャストホイールが採用されている。ABSは標準装備だ。

画像: リアサスペンションには、優れた路面追従性をもたらすリンク式モノショックを装備。タイヤはダンロップD102が装着されている。

リアサスペンションには、優れた路面追従性をもたらすリンク式モノショックを装備。タイヤはダンロップD102が装着されている。

画像: コンパクトだが視認性に優れる多機能液晶メーターを装備。任意の回転数で点灯または点滅するエンジンRPMインジケーターも備えている。

コンパクトだが視認性に優れる多機能液晶メーターを装備。任意の回転数で点灯または点滅するエンジンRPMインジケーターも備えている。

RIDING POSITION(身長:178cm 体重:80kg)

単気筒のスリムさゆえ、785㎜のシート高以上に足つきは良好。身長165㎝もあれば不安はなさそうで、兄弟車のS125と比較してステップ位置は同じ、ハンドル位置のみ低い構成。写真の体格で窮屈さは感じなかった。

画像1: RIDING POSITION(身長:178cm 体重:80kg)
画像2: RIDING POSITION(身長:178cm 体重:80kg)

(写真/森 浩輔)

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