キジマ「サイクルアラーム コンバット5」

ライダーにとって愛車の盗難被害は身近にある大問題。チェーンロックやディスクロックといった物理的な盗難抑止装置の使用率は徐々に増えているようだが、もう1ランク上の予防方法がオートバイを移動させようとすると警報音を鳴らす「アラーム」の装着だ。

移動を検知する方法は振動センサーまたは傾斜センサーを用いたものが主流。その両方を備え、さらに超音波センサーを組み合わせたものもあるが、センサーの種類が多いと装着に手間が掛かり、設定も複雑になる。物理的なロック類と併用することが前提なら、シンプルな機能の製品のほうが使いやすい。

画像: キット内容は本体とリモコン1個、配線キット、エレクトラタップで、税込価格は9720円。左側の9vバッテリーセット(1080円)と人が近付くだけで反応するマイクロウエーブセンサー(2625円)はオプション設定。

キット内容は本体とリモコン1個、配線キット、エレクトラタップで、税込価格は9720円。左側の9vバッテリーセット(1080円)と人が近付くだけで反応するマイクロウエーブセンサー(2625円)はオプション設定。

キジマのコンバットファイブは車体への装着と設定が簡単に行え、盗難抑止効果を確実に発揮する手軽なアラーム。配線は車体側バッテリーの端子に電源コードを直接接続するだけで、本体も縦横74㎜、厚さ35㎜とコンパクトなので装着場所にも困らない。センサー感度は本体から出ているコードの接続を変えるだけで3段階に調整できるが、ほとんどの場合は標準設定の「中」感度でOKだ。

設置が済んだらリモコンのボタンのひと押しで待機状態に入る。待機中に車体を叩いたり車体を起こしたりするとセンサーが反応して110dBという大音量の警報音が約3秒鳴り、再び待機状態に戻るが、この「約3秒」というのもポイント。盗難抑止力は警報音の長さに比例するわけではないし、誤作動を起こした場合などに長時間鳴り続けると近隣に迷惑。もちろん移動させようとすれば衝撃が連続するので警報音も繰り返し鳴る。

配線、装着、設定、オン/オフのすべてが簡単で、価格も手ごろ。盗難やいたずらが心配なら直ちに装着した方がいい。

画像: 基本構成はコンパクトな本体とリモコンのみ。リモコンの到達範囲は半径2m程度だがテスト時に不足は感じなかった。

基本構成はコンパクトな本体とリモコンのみ。リモコンの到達範囲は半径2m程度だがテスト時に不足は感じなかった。

画像: 本体サイズが小さいのでシート下やテールカウル内などのちょっとしたスペースに設置できる。オプションのマイクロウエーブセンサーもコンパクトだ。

本体サイズが小さいのでシート下やテールカウル内などのちょっとしたスペースに設置できる。オプションのマイクロウエーブセンサーもコンパクトだ。

画像: オプションの9vバッテリーセットを使えば車体側バッテリーとの配線は不要で、約180〜250時間の連続使用が可能。6vバッテリー車やバッテリーレス車でも使える。

オプションの9vバッテリーセットを使えば車体側バッテリーとの配線は不要で、約180〜250時間の連続使用が可能。6vバッテリー車やバッテリーレス車でも使える。

画像: 振動を感知すると「ピヨッ! ピヨッ!」というアラームが約3秒鳴って待機状態に戻る。このアラーム音、覚悟してても車体の近くにいるとビックリします。

振動を感知すると「ピヨッ! ピヨッ!」というアラームが約3秒鳴って待機状態に戻る。このアラーム音、覚悟してても車体の近くにいるとビックリします。

テスター太田安治の欲張りリクエスト

実際に使ってみると感度もアラーム音量もちょうどいいし、リモコンによるオン/オフも確実。感度を簡単に調整できる機能はありがたいが、同じようにアラーム音量も変えられると閑静な住宅地でも気兼ねなく使える。

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