「なんぴとたりともオラの前を走らせねェッ!」

このセリフとともに、主人公の赤木軍馬が国内FJ1600からF3、国際F3000にチャレンジし、遂にはF1に登り詰めるレースコミック「F-エフ-」。連載当時は第2期ホンダF1の全盛期であり、日本人F1ドライバーのフル参戦、F1日本グランプリの定期開催など、空前のレースブームに湧いた時代でもあった。「漫画」というメディアを最大限に生かした緻密なメカニズム描写と迫力のレース展開は、今読んでも色褪せることなく4輪レースコミックの最高峰という評価に揺るぎない。

今回、この「F-エフ-」を作者の六田 登先生の全面的な協力と監修のもと、ファンブック化。単なるレースコミックに留まらない、重厚な人間ドラマの内側に切り込むため、原画ギャラリーや登場マシン紹介と同等のボリュームで、複雑に絡み合ったキャラクターとストーリーを明快に整理する。また、読者の間で物議を醸した数々の疑問や作品解釈についても六田先生自ら語ってもらった。例えば、「軍馬の速さの理由は?」、「軍馬と父・総一郎の確執の本質とは?」、「ユキは自殺なのか?

殺されたのか?」、「聖 一人が言う、面白いものとは?」、「その聖はなぜ死ななければならなかったのか?」、「赤木総一郎の言う、一流の生き方とは?」、「山口音也は死んだのか?」などについて、キャラクターの詳細解説とともに明らかにしていく。

画像: 繊細な風合いを再現するためカラー原画をダイレクトスキャン。迫力のクラッシュシーンは当時のレース写真とともに「スピードの恐怖」を解説。

繊細な風合いを再現するためカラー原画をダイレクトスキャン。迫力のクラッシュシーンは当時のレース写真とともに「スピードの恐怖」を解説。

画像: 無鉄砲なイメージの強い軍馬だが、六田先生によると、「自信もないのに大阪から出て来て、まず自分を追い込む無謀さなど、自分を拡大ズームして彼の行動規範にしたのです」。

無鉄砲なイメージの強い軍馬だが、六田先生によると、「自信もないのに大阪から出て来て、まず自分を追い込む無謀さなど、自分を拡大ズームして彼の行動規範にしたのです」。

画像: 軍馬の最初のライバル、聖。軍馬の親友であるタモツをメカとして引き抜いたが、単に腕を買っていただけではないことが六田先生により明かされる。

軍馬の最初のライバル、聖。軍馬の親友であるタモツをメカとして引き抜いたが、単に腕を買っていただけではないことが六田先生により明かされる。

画像: FJ1600からF3、国内&国際F3000、F1まで、軍馬が戦ったフォーミュラについてマシンやコースを当時の写真で徹底解説。

FJ1600からF3、国内&国際F3000、F1まで、軍馬が戦ったフォーミュラについてマシンやコースを当時の写真で徹底解説。

画像: レーシングマシン以外にも、重要なシーンで登場した80年代~90年代の名車を作品内カットと実車写真でアルバム化。

レーシングマシン以外にも、重要なシーンで登場した80年代~90年代の名車を作品内カットと実車写真でアルバム化。

画像: いかにして六田先生は漫画家になったのか、「F」はどのようにして生み出されたのか。数十時間におよぶロングインタビューで解き明かす。

いかにして六田先生は漫画家になったのか、「F」はどのようにして生み出されたのか。数十時間におよぶロングインタビューで解き明かす。

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