決戦の日を迎えた鈴鹿サーキットは、朝から気持ちのいいお天気に恵まれています。決勝日朝は、ウォーミングアップラン(=通称:朝フリー)が行なわれます。これは、昨日の公式予選までと今日では、気温も違うし、路面コンディション(路面温度や表面ヨゴレなど)も違いますから、その最終確認ですね。朝の時間帯で気温も違うし、昨日選んでおいたタイヤで大丈夫かな、ってのが最終チェックの内容です。特に今日なんか2レース制ですから、1レース目は午前中ですからね。朝フリーの最終チェックの重要度は高いですね。

画像: 絶好調をキープしている中須賀 本来、けっこう緊張しぃなんですが、今回はリラックスしてます^^

絶好調をキープしている中須賀 本来、けっこう緊張しぃなんですが、今回はリラックスしてます^^

その朝フリーでトップタイムをマークしたのは、中須賀克行(ヤマハファクトリーレーシング:YZF-R1)です。中須賀、チャンピオン争いには関係ないシーズンになっちゃいましたから、最終戦で狙うは優勝のみ、それもダブルウィン狙いです。

画像: NewCBR1000RR-SP2 WSBKはサッパリですが、全日本ではチャンピオン争い中です!

NewCBR1000RR-SP2 WSBKはサッパリですが、全日本ではチャンピオン争い中です!

そして2番手につけたのは高橋巧(MuSASHi RT ハルクプロ:CBR1000RR SP2)。高橋は昨日の予選でもうひとつのタイム(Q1で6番手/Q2で4番手)だったんですが、さすが決勝日には仕上げてきましたね。まだまだ路面温度の低い朝フリー、しかもユーズド(=つまり中古タイヤです)でこのタイム、この順位は、まさに準備万端、ってところでしょう。

画像: 1年かけてずっかりライムグリーンが似合ってきた渡辺一馬 ここ一発の速さに定評あり

1年かけてずっかりライムグリーンが似合ってきた渡辺一馬 ここ一発の速さに定評あり

3番手につけたのは渡辺一馬(カワサキTeamグリーン:Ninja ZX-10RR)。渡辺、この週末にきて絶好調ですね。もちろん、チャンピオン獲得も十分に射程距離に入っていますから、カワサキデビューシーズンでの初チャンピオン、狙ってくるはずです。特に渡辺の場合、1年間を通してスピードはほぼ日本トップクラスです。あとは、レース距離をいかにタイヤを持たせるか、がテーマ(これは全ライダーのテーマですけどね)ですから、それを1年かかって、どこまで仕上げてきたか、と。レース1は8周の超スプリント(時間にして20分くらい?)ですから、スタートからガムシャラに飛び出すでしょう。その勢いに乗ってレース2も、ってのを狙っているかもしれません。

画像: 静かなる闘志、でいいのか津田拓也 チャンピオンはもちろん、初優勝も欲しい!

静かなる闘志、でいいのか津田拓也 チャンピオンはもちろん、初優勝も欲しい!

画像: フルモデルチェンジでのチャンピオン争いはホントはスゴいこと けれどファンには結果が欲しい

フルモデルチェンジでのチャンピオン争いはホントはスゴいこと けれどファンには結果が欲しい

4番手に野左根をはさんで、津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)が5番手につけました。津田、元気ありません。もともと、内面をズバッと前に出すタイプではありませんが、きょうの決勝レースは、レース1が3列目8番グリッド、レース2も3列目9番グリッドです。うーん、きょうの朝フリーでズバッとトップタイムでも出してくれば「おぉ、津田は昨日までなんか車体セット、いろいろ詰めてたんだ!」って思えたんですが、この朝フリーも5番手。もちろん、朝フリーの順位はあまり参考にはなりませんが、そろそろズバッと行ってよー、がヨシムラファンの偽らざる心境でしょうね。

そんなこんなでレース1は11時すぎにはスタートします。このレース1で、大きく展開が見えてくるでしょう。ご注目ください!
<鈴鹿サーキットより 11/5 am9:35>

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