今シーズン初のポールが日本グランプリで、ものすごく嬉しいです(中上)

すでにご存知の方も多いと思いますが、日本グランプリ、Moto2クラス予選で、中上貴晶選手が見事な走りでポールポジションを獲得しました! 最終ラップ、最後の最後でライバルたちに競り勝つ逆転劇に、プレスルームでモニターを見守っていたプレス勢からも歓声が上がったほど。

記者会見での中上選手のコメントを、速報でお届けします。
イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの岡田監督にも、明日に向けたコメントをお聞きしたので、合わせてお届けします!

画像: 予選終了後の記者会見での中上選手。いい表情してます!

予選終了後の記者会見での中上選手。いい表情してます!

画像: 手にしているのはポールポジションを獲得したライダーだけに送られる時計。

手にしているのはポールポジションを獲得したライダーだけに送られる時計。

中上貴晶選手コメント

「完全にドライなコーナーもあれば、抑えて走らないといけない部分もある、非常に難しい路面状況でのセッション終盤だったんですけど、とにかくミスなく、できるところでプッシュして、守る所は守って、ポールを取ることでできました。4コーナーでスピニングしすぎてリアが暴れて、アクセルを戻さないといけない状況があったり、いくつかのミスもあって、自分的には完璧な走りではなかったんです。それでもコンマ1秒以上の差をつけてのポールを取れたので、完璧に走れてたらコンマ4秒、5秒の差をつけられたのかなと思う位、難しい状況の中でも攻めた走りができたし、狙ってもできないくらいの最高のシナリオを実現することができました。本当に最高です。
これまで5回のポールポジションを獲ったけど、逆転で獲ったのは初めてなので、その意味では1番印象に残る、嬉しいポールですね。

今シーズン初のポールが日本グランプリで、ものすごく嬉しいです。もちろん、もっと前から上位の常連になれていれば良かったんですけど、正直、取れなかった。予選ですけど、こういう良い形で結果を残せたのは、明日の決勝に向けてすごく大きいモチベーションになりました。天候はわかりませんが、ウェットでもドライでも、どのコンディションでもとにかく自分の持つ力を出し切る気持ちでいます。

今回のタイヤは、雨量によってタイヤのフィーリングが全然違うので、もし雨が降るなら思い切り降った方が、自分的にはまだフィーリングがつかみやすい。今日のFP3くらいの雨量がちょっと少ない状況だと、特にフロントが全然違う動きをしちゃうんです。
ドライだったら優勝できると思うし、それだけのスピードと自信があるけど、ウェットは正直そこまで自信がない。ドライほど仕上がりきっていないので、もうちょっと時間が欲しいところですけど、レースですし、ポールからのスタートですので、どんなコンディションでも準備をして対応したいですし、良いレースをしたいです。

ポールは取れたし、あとはポール・トゥ・ウィンをするだけなので、それを成し遂げたい思いが、いまは凄く強いです」

岡田忠之監督コメント

「レースウィークはずっと雨で、予選になってライン上だけ乾いたような難しい状況の中で、ポールポジションが取れました。母国グランプリでのポール獲得は、天気の悪い中、会場に足を運んでくださったお客さんに喜んでもらえたかな、と思います。

明日の天候はわからないので、ドライでのマシンセッティングを詰めきれていない事が少しだけ気になりますが、レースはスタートしてみないとわからないもの。それだけに簡単なことは言えませんが、やっぱりタカには、母国グランプリの優位性を明日のレースで発揮してもらいたいですね」

明日のMoto2決勝は12時20分スタート! 我々ファンも全力で応援&期待したいですね!

(photo:福田稔 text:齋藤ハルコ)

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