きのうのレプソルHONDA勢のGP壮行会に続いて、本日はヤマハMotoGPチームの番。ホンダは港区青山の本社ウェルカムプラザで行なったのに対し、ヤマハは公共施設、なんと東京・丸の内にできた日本郵政の商業施設「KITTE」。東京駅丸の内口を出てすぐのオフィスビルですから、このイベント見に来た以外の人が多かったこと多かったことw でもそれも、ここで開催した狙いなんでしょうね。
イベント名は「MotoGPヤマハライダーとのMeet&Greet」。会場にはヤマハ歴代GPマシンの展示や、YZR-M1のヤマハファクトリー車、テック3のマシンも展示。ほかにもYZF-R1の55度バンクまたがりOK車やNewYZF-R6など、レースイメージぷんぷんのスペースになっていました。
そして14時半からは、ヤマハMotoGPライダーがステージ上に登場! 残念ながらバレンティーノ・ロッシとヨナス・フォルガーは不在でしたが、モビスターヤマハからはマーベリック・ビニャーレス、テック3ヤマハからはヨハン・ザルコが登場。さらにヤマルーブYAMAHAファクトリーレーシングから日本グランプリにワイルドカード参戦する日本のエース、中須賀克行も登場しました。しかしビニャーレスの人気すごいなぁ! 声援が「キャー!」ですからね、きのうのマルケスへの声援もこんなかんじの黄色さでしたw

画像: 会場ギッシリ。通り行く人も「ん?ナンダナンダ」と足を止めていました

会場ギッシリ。通り行く人も「ん?ナンダナンダ」と足を止めていました

画像: 6年連続ワイルドカード参戦の中須賀。日本代表は、ヤマハYZR-M1テストライダーの顔として参戦します

6年連続ワイルドカード参戦の中須賀。日本代表は、ヤマハYZR-M1テストライダーの顔として参戦します

先に登場した中須賀は、まずは鈴鹿8耐の様子を説明したり、M1のテストのことを話したりで、そののちに6年連続のワイルドカード参戦について、ひとこと。
「実は今年、全日本のレースで、もてぎでは同じV字コーナーで2レース転んじゃってるので、それが不安といえば不安です」と、まずはひとつかみ。マシンも違うし、タイヤも違うし、それ心配するとこじゃないだろ、ってツッコミ待ちでしょう(笑)。司会者はスルーしてたけど(笑)。
それからは、ビニャーレスとザルコも合流してのトークショー。
「もてぎは僕がはじめてのタイトルを決めた場所。すごく好きなところ」とザルコが言えば
「ヤマハにとっても大事なレースだし、僕にも合っているサーキットなので、いいレースにしたいね」とビニャーレス。
今回はトークショーっていうより、まず司会者から質問があって、それをライダーがYes/Noで答えるシステムになってました。
――自分なりのもてぎの戦略を持っている?
これには、ビニャーレスとザルコがノー。
「ノーだね。狙いはひとつ(=優勝)だけど、そこに至るまでの戦略はセッションごとにかわっていくんだ」(ザルコ)
「ターゲットは同じだよね。バイクを作って、日曜のレースでいい成績を残す、ってこと。どのレースだって同じだよ」(ビニャーレス)
「僕はイエスかな、ノーかな。年に一度のレースなんで、まずはその雰囲気に負けないように、が第一。いつも緊張してるし、もてぎでは来年向けのバイクを走らせるし、どう走らせるか、ワクワクしながらやっていきます」(中須賀)
――もてぎのココが得意、ってポイントがある?
「イエス。もてぎでいうならセクター2(=4コーナー立ち上がってV字の立ち上がり)部分だね。マシンの強みも、自分の速さも生かせると思う」(ビニャーレス)
「僕はまだもてぎでMotoGPマシンに乗ったことがないんだけど、同じパートかな。moto2マシンのときも、あそこでスピードを乗せられると、タイムが出る」(ザルコ)
「ヤマハの強みをしっかり作って、そこを攻略できないと、他のライダーと戦えませんからね。僕の得意なところは、パートっていうか、ブレーキングですね」(中須賀)
――もてぎのここが苦手、ってところがある?
「イエス。これは僕のスキルの問題かな、セカンドアンダーブリッジから最終コーナーだね。ブレーキしながらコーナリングしたり、ってところのスピードが足りないと思う」(ザルコ)
「僕は9コーナー、つまりV字なんだ」
と、ここで観客の皆さんクスクス。ん? なんで笑うの?ってビニャーレスが言うんだけど、V字はさっき、誰かさんが全日本で2回も転んで不安だ、って言ってたところだからね。
「そうなのか、ナカスガサン、転んだの。あそこは難しいから気持ちはわかるよ」(ビニャーレス)
「んじゃ僕はそこ、攻めないようにするよ」(ザルコ)

画像: 逆転チャンピオンを狙っています、ビニャーレス それにしても男前!

逆転チャンピオンを狙っています、ビニャーレス それにしても男前!

とかなんとか、和やかな感じで進んでいきまして。
――最難関といわれるダウンヒルはどうですか?
「オレは大好き」(ビニャーレス)
「みんながテレビで見てるよりずっと下ってるんだよ! すごい加速していってブレーキングがうまくいかないと90度がうまく曲がれないんだ」(ザルコ)
「300km/hくらいから70km/hくらいまで落としますからね。リアをうまく接地させたまま減速できるようにマシンを作っていかないとね」
――警戒しているライバルは?
「ノー。だって全員マークしないと」とビニャーレスとザルコ。対して中須賀は「自分自身かなぁ…」だそう。中須賀、このステージに立ってるだけでも緊張してる、って言ってますけど、もう6年め。日本のトップにいるライダーの実力をきちんと出し切ってほしいです。
そして最後にシメの質問。
――日本グランプリはオレが勝つ?
「イエス」とビニャーレス。これには会場が拍手喝采で、司会者も「じゃぁここの3人で表彰台独占ですね」ってアオるんだけど「バレンティーノを忘れちゃだめだよ」とザルコがピシャリ。ここでもひと笑いとったヤマハライダーの面々でした。
このあとは、ミスユニバースの日本代表のおねぇさんが登壇してくれて、ライダーたちに激励のひと言。うーむ、これは何を見せられているのだ(笑)。でもここで、ライダーたちは深いひとことを言ってくれました。
――レースって、どこに楽しさを感じてるんですか?
おぉ、ざっくりしてるけど深い。そんなおねぇさんの質問に、ビニャーレスがひとこと。
「楽しいところ? だってそれがレースだもん。僕はレースを職業とは考えていないし、レースをすること自体が大好きなんだ」(ビニャーレス)
「レースそのものも楽しいし、レース前の準備をしているなかで、怖いなぁ、って思う気持ちもある、それで、レースが終わって無事に終わった時にチームみんなが待ってくれて、よかったね、がんばったね、なんて言われるのが大好きだね」(ザルコ)
「レースって、ひとつの結果を得て、それを仲間で共有できるのがいいんですよ。チームみんなでレースをやって、無事に終わって、みんなで笑いあって、次も頑張ろう、って気持ちになる。それがいいんです」(中須賀)

画像: 中央のザルコも人気がありましたねぇ。丁寧に質問に答えてくれるナイスガイってかんじ

中央のザルコも人気がありましたねぇ。丁寧に質問に答えてくれるナイスガイってかんじ

画像: ヤマハモータースポーツ部部長、辻幸一さん。ロッシも、この人には逆らえません(笑)

ヤマハモータースポーツ部部長、辻幸一さん。ロッシも、この人には逆らえません(笑)

そして、最後にミスターYZR-M1、ヤマハのモータースポーツ部、辻部長が登場。
「レースが好きだとか、V字コーナーが気持ちいいなんて初めて聞いたよ。いつもマシンに文句ばっかり言ってるからびっくりした(笑)。見どころは、僕から言わせてもらえれば、ハンドリングのヤマハ、ザルコがキライって言ってた最終コーナーの切り返しの速さを見てほしいです、それがヤマハのマシンの出来がよくわかるところですね。中須賀の苦手なV字コーナーは、われわれ技術陣がなんとかするからさ。シーズンは、もてぎを入れてあと4戦です。チャンピオンシップ、われわれぜんぜんあきらめていません。今回の中須賀くんのバイク、ちょっといろいろなトライをやっていまして、中須賀くんの走りが、残り4戦のヤマハの走りを左右すると思っていますんで、そこも期待してください。ヤマハ、MotoGPチャンピオンを目指してがんばります。応援よろしくお願いいたします」

現在のポイントランキングトップ5は以下のとおり。
①マルク・マルケス      ホンダ   224P
②アンドレア・ドビツィオーゾ ドゥカティ 208P
③マーベリック・ビニャーレス ヤマハ   196P
④ダニ・ペドロサ       ホンダ   170P
⑤バレンティーノ・ロッシ   ヤマハ   168P

ロッシはマルケスまで56ポイントと離されちゃったけど、ビニャーレスはマルケスまで28ポイント。残り4戦、まだまだ逆転がある数字なんです!

日本グランプリ決勝まで、あと4日です!

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