リターンライダーとしてヤマハSR400で神社を巡る!

オートバイRIDE読者の皆さん、初めまして。神社巡拝家の佐々木優太です。え? 神社巡拝家を聞いたことがない? そうだと思います。それもそのはず、僕が作った肩書ですから! 何をする仕事かというと、そうです、その名の通り「神社を巡ること」が仕事です。昨年の12月に名乗り始めたばっかりで、僕自身やっと慣れてきたところです。もともとはシンガーソングライター(というか今も。むしろそれが本業だと自分では思っている!)で、現在はラジオパーソナリティとしても活動させていただいています。歌やトーク、そしてオートバイでの旅など、僕の活動全てが神社と繋がっています。

画像1: リターンライダーとしてヤマハSR400で神社を巡る!
画像2: リターンライダーとしてヤマハSR400で神社を巡る!

だからそれらをまとめて、神社巡拝家と名乗ることに決めました。何を隠そう、リターンライダーです! 前の愛車であるドゥカティ916を降りて数年。バイクに乗り始めた頃は、いろんな理由をつけてバイクを降りていく大人たちを見て「意味がわからない、俺は乗り続ける」と強く思っていました。だけど自分も結局、年齢、立場、家族と、いろんな理由でバイクから離れてしまいました。その時わかったのが、あの頃の大人たちの気持ち。降りたくて降りた訳じゃない。乗りたいのに乗れない時期もある、ということでした。乗りたいのに乗れない気持ちの毎日、心を埋めたのは何か。それはRIDEでした。多くの人がきっとそうであるように、僕も東本昌平先生の画に自分の心を重ねていました。乗れない時だからこそ、オートバイRIDEを読んでいたかもしれません。そんな時、連載のお話をいただいたのです!嬉しさを言葉にできず、今もずっとニヤケています!

きっかけはドゥカティ。面白さを知り、夢はドゥカティに乗ることと決めた。

バイクとの出会いは18歳の時でした。いつもの神戸三ノ宮駅、ストリートライブ。いつも顔を合わせる先輩ミュージシャンが、その日は来ていませんでした。その時、ロータリーに響く轟音! 真っ赤なバイクが僕の前で止まりました。先輩ミュージシャンが、買ったばかりのバイクに乗ってやってきたのです。無理に勧められ跨らせてもらいましたが、まだバイクに興味がなかった僕は何の感動も覚えませんでした。それがイタリアのバイクだとは知らずに……。

画像: きっかけはドゥカティ。面白さを知り、夢はドゥカティに乗ることと決めた。

それから何日後かに、次は後ろに乗せてもらい峠へ行きました。僕はそこで目覚めました。バンクした後、起き上がってくる時の鼓動! ヘルメットのなかで、ニヤケたことを今でもよく覚えています。その後、その粘りは2気筒の特性だと教えてもらいました。そこからは猛勉強。あ、バイクのことです。夢はドゥカティに乗ることと決めました。上京後、無理をしてやっとの思いでドゥカティ750SSを購入。いつか乗るなら、借金してでも今乗らなきゃ。そして次は916。僕のバイク人生も順調かと思われました……が! バイクを降りることになりました。この涙なしには語れないストーリーは、また別の機会に。

画像: 神社巡拝家/シンガーソングライター 佐々木優太 兵庫県加古川市出身の神社巡拝家/シンガーソングライター/ラジオパーソナリティー。音楽や神社についての知識はもちろん、柔道(初段)や居合道(三段)、はたまたミリタリーなど、博識な人である。現在、神社専門誌の連載を持ち、ラジオ番組ではレギュラー5本を担当する。全国47都道府県の神社を1万社以上巡り、収集した御朱印は3000を越える。普段は白いシャツに下駄を履くスタイルがトレードマークでもある。

神社巡拝家/シンガーソングライター
佐々木優太

兵庫県加古川市出身の神社巡拝家/シンガーソングライター/ラジオパーソナリティー。音楽や神社についての知識はもちろん、柔道(初段)や居合道(三段)、はたまたミリタリーなど、博識な人である。現在、神社専門誌の連載を持ち、ラジオ番組ではレギュラー5本を担当する。全国47都道府県の神社を1万社以上巡り、収集した御朱印は3000を越える。普段は白いシャツに下駄を履くスタイルがトレードマークでもある。

全国の神社を巡り、考え方に変化が…。「スタンダードが似合う人間になりたい」

バイクを降りていた間に、自分の中で大きく変わったことがありました。それは、20代から30代になったということです。20代の頃は、人と違うもの、人よりも良もの、という自分のなかの勝手な基準でものを選んでいました。その基準を満たすためだけにお金を使っていたように思います。バイクに関して言えば、できるだけ大きいバイク、できるだけ速いバイク、出来るだけ目立つバイクというように。とにかく、人と自分との違いを出すことに固執していました。しかし、20代後半から30代前半にかけて全国の神社を巡っていて、考え方が変わってきたのです。浮かんだのは「スタンダードが似合う人間になりたい」という言葉でした。着飾っても見抜かれてしまう。ならばスタンダードなものが似合うようになりたい。

画像: 全国の神社を巡り、考え方に変化が…。「スタンダードが似合う人間になりたい」

普段の服装も、白いシャツにジーンズ、下駄とシンプルになっていきました。水冷エンジンの性能とパワーにだけにしか向いていなかった視線が、空冷エンジンのシンプルさに興味を惹かれ始めたのです。細かいところをいえば、ブレーキディスクです。以前はシングルディスクなんて考えられませんでした。理由は簡単。2枚あった方がいい、人より少ないのが嫌だからです。しかし、それも志向が変わってきました。1枚で充分。そもそもそんな制動力を必要とするスピードに興味がなくなっていたのです(これからまた志向が変わるかも!)。

画像: 一度は所有してみたかったSRを、本誌連載を切っ掛けに新車で購入! 普段の下駄履きから、バイク用品店で 購入したライディングシューズに履き替え、エンジンの指導からレクチャーを受ける。きめ細やかなサービスに 優太感激!

一度は所有してみたかったSRを、本誌連載を切っ掛けに新車で購入! 普段の下駄履きから、バイク用品店で
購入したライディングシューズに履き替え、エンジンの指導からレクチャーを受ける。きめ細やかなサービスに
優太感激!

画像: お祓いは、師岡・熊野神社にて。お祓いの時は、特別にバイクを境内へ入れさせてもらいます。社殿のなかで祝詞(のりと)を読み上げてもらい、いざ外のSRのもとへ。車体だけではなく、ヘルメットやグローブにもしっかりと祈祷していただきました。

お祓いは、師岡・熊野神社にて。お祓いの時は、特別にバイクを境内へ入れさせてもらいます。社殿のなかで祝詞(のりと)を読み上げてもらい、いざ外のSRのもとへ。車体だけではなく、ヘルメットやグローブにもしっかりと祈祷していただきました。

排気量の大小に惑わされることなく、シンプルを突き詰める。変わらないスタンダード。今の僕の条件を全て満たしていたのが、ヤマハSR400だったのです。この機を逃すと、一生乗らない車種かもしれない。全国の神社を巡る旅、新しい相棒に僕は彼を選びました。(その1の2へ続く…)

文:佐々木優太 写真:関野 温 撮影協力:師岡・熊野神社

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