新型「CBR1000RR」シリーズの発売を記念したスペシャルイベント

去る7月1日、東京・青山のHonda ウェルカムプラザ青山にて、この春に発表された新型「CBR1000RR」シリーズの発売を記念したスペシャルイベントが開催されました。

その内容は、今年40周年を迎えるライダーにとっての夏のお祭り、鈴鹿8耐にちなんだ「鈴鹿8耐開催目前!“CBR1000RR”スペシャルトークショー」。さらにトークショーの後には、世界限定500台、日本国内の販売台数は35台限定と発表されたCBR1000RR SP2の公開抽選会も行なわれました。出演ライダーは、今夏の8耐に新型CBR1000RRで参戦予定の高橋 巧選手(MuSASHi RT ハルク・プロ Honda)と、山口辰也選手(Honda Dream Racing / TOHO Racing)のおふたり。司会は元HRCワークスライダーである宮城光さんが務めました。

画像1: 新型「CBR1000RR」シリーズの発売を記念したスペシャルイベント

会場にはCBR1000RR SP2が展示され、まずはイベントアシスタントのHondaスマイルさんと宮城さんが登場。あらためてCBR1000RRシリーズの各モデルの特徴を説明すると共に、すでにSP2を試乗済みという宮城さんが、「ホンダの技術を惜しみなく注ぎ込んだ1台。またがった瞬間に軽さが感じるし、最新の電子制御が搭載され、スーパースポーツの最高峰モデルをファンライドできるマシンにつくりあげています」と絶賛しました。

画像: トークショーの前に新型CBR1000RRシリーズの各モデルについて、あらためて説明する宮城さん。

トークショーの前に新型CBR1000RRシリーズの各モデルについて、あらためて説明する宮城さん。

MotoGPレース解説などでもお馴染みの宮城さんのトーク術に、会場の空気も温まったところでゲストライダーの登場です。まず、山口辰也選手が登場し、続いて高橋 巧選手が登場……すると思いきや、突然、会場の大型画面に新型CBR1000RRの傍に佇むレーシングスーツ姿の高橋選手が! おもむろにエンジンをかけ、会場入口までウェルカムプラザの敷地内を数十メートル走行する姿が映し出され、その流れのまま入場するという、粋な演出からトークショーは始まりました。

画像: 山口選手(右)のスタンダードな登場のあと、会場の大型ビジョンにCBR1000RRに乗る高橋選手の姿が…。

山口選手(右)のスタンダードな登場のあと、会場の大型ビジョンにCBR1000RRに乗る高橋選手の姿が…。

画像: イベント的な演出に少々照れ気味?で登場した高橋選手(右)。ちなみに、高橋選手は市販モデルの新型CBR1000RRに乗るのは、この日が初めてだったとか。

イベント的な演出に少々照れ気味?で登場した高橋選手(右)。ちなみに、高橋選手は市販モデルの新型CBR1000RRに乗るのは、この日が初めてだったとか。

今年から新型CBR1000RRで全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦中の両選手。それぞれに新型CBR1000RRの印象を聞かれると、山口選手は「本当に乗りやすいです。今までずっと手で操作してきたので、クイックシフターにはまだ慣れきれてない部分もありますが、疲れないし、ブレーキ操作やサスペンションの動きに集中できます。音もかっこいいですよね」と高評価。
高橋選手も「今年はマシンが新型に変わって、タイヤも17インチになったので不安だったんですが、テストを重ねて勝てるタイムを出せるようになってきましたし、まずは開幕戦を勝てて良かったです。新型はまだ未知な部分は多いですが、これからどこまで行けるかが楽しみ。(旧型と比べて)ストレートが体感できるくらい格段に速くなりましたね」と、新型のポテンシャルへの手応えを述べていました。

画像: 全日本選手権JSB1000クラスに参戦中の両選手。高橋選手は開幕から2連勝を飾り、第5戦が終わった時点のポイントランキング3位。自ら立ち上げたプラベーターチームで参戦中の山口選手はランキング13位となっている。

全日本選手権JSB1000クラスに参戦中の両選手。高橋選手は開幕から2連勝を飾り、第5戦が終わった時点のポイントランキング3位。自ら立ち上げたプラベーターチームで参戦中の山口選手はランキング13位となっている。

今年の鈴鹿8耐参戦体制は、高橋選手がMoto2ライダーの中上貴晶選手、MotoGPライダーのジャック・ミラー選手とチームを組むことが発表済み。宮城さんからペアライダーについて質問されると、「1人で走るのではないので、セットアップのバランス取りが大切。ミラー選手は鈴鹿もCBRも初めてだろうけど、それも関係ないくらいGPライダーの実力は速いので、心配はないはず。中上選手とは2010年に1度組んでいて、決勝は(中上選手は)走らなかったけど、初めて乗るCBRでもタイムがすぐ出ていた。去年も8耐のテストには参加していてしかも速かったので、一緒に走るのがすごく楽しみです」とコメント。
昨年、一昨年と2年連続で悔しいレースが続いているだけに、周囲からの「絶対に勝たなければいけない」というプレッシャーは感じている、と会場を笑わせながらも、「支えてくれる周囲に結果で恩返しもしたいけど、最終的には勝つのは自分のため。ライダーとして自分が絶対に今年の8耐は勝ちたいし、勝たなければいけないと思います」と、力強く断言していました。

一方の山口選手は、まだ今年の8耐チーム体制は確定していないものの、5日から始まる8耐テストの結果により、アジアロードレース選手権AP250クラスに参戦中の小山知良選手、全日本選手権J-GP2クラスに参戦中の岩戸亮介選手、榎戸育寛選手、さらに自分を含めた4人の中から、3人の参戦ライダーを絞り込む予定であると発表。
「これまで自分でも何回参戦したかわからないほど、8耐に参戦してきたけど、いままでの最高成績は2位。プライベーターチームで難しいことはわかっているけど、出るからには優勝を狙いたい」と、こちらも熱い挑戦宣言が飛び出しました。

画像2: 新型「CBR1000RR」シリーズの発売を記念したスペシャルイベント

約30倍の難関からCBR1000RR SP2の商談権を公開抽選

盛り上がったトークショーの後は、35台限定で国内販売されるCBR1000RR SP2の公開抽選会へ。
レーシングマシンへのモディファイを前提に、シリンダーヘッドやピストンなどを専用設計し、前後にマルケジーニとホンダが共同開発した専用ホイールを装着したSP2は、オーダーエントリーの事前受付が行なわれましたが、約20日のエントリー期間に集まったエントリー数は、なんと1089名! 当選倍率約30倍という高倍率の中から、厳正なる抽選により35名の購入交渉権当選者が選ばれました。

画像: 1089名分のエントリー番号が入った抽選ボックスの中をよ〜く混ぜて…。

1089名分のエントリー番号が入った抽選ボックスの中をよ〜く混ぜて…。

画像: 宮城さんが「SP2が購入できるって凄いことですからね!」と、抽選ボックスの中をさらに混ぜ混ぜ(笑)。

宮城さんが「SP2が購入できるって凄いことですからね!」と、抽選ボックスの中をさらに混ぜ混ぜ(笑)。

画像: 高橋巧選手、山口達也選手が各15名、宮城さんが5名の当選者を抽選。

高橋巧選手、山口達也選手が各15名、宮城さんが5名の当選者を抽選。

画像: ボードに張り出された当選番号をその場で読み上げ、その模様はHonda YouTubeチャンネルで生中継されました。

ボードに張り出された当選番号をその場で読み上げ、その模様はHonda YouTubeチャンネルで生中継されました。

見事、CBR1000RR SP2の商談交渉権を獲得された皆さん、おめでとうございました!

また、この日のトークショーの映像と、CBR1000RR SP2 商談権当選番号はHonda YouTubeチャンネルにアップされています。トークショーの全容をご覧になりたい方は、こちらもご覧ください。

画像: 鈴鹿8耐開催目前!”CBR1000RR”スペシャル・トークショー&"CBR1000RR SP2"公開抽選会 www.youtube.com

鈴鹿8耐開催目前!”CBR1000RR”スペシャル・トークショー&"CBR1000RR SP2"公開抽選会

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(写真&文:齋藤ハルコ)

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