SS600、AP250、UB150は2レース制

今週末はMotoGPイタリアGPや全日本モトクロス菅生大会、さらに筑波ロードレース選手権も開催されるレースウィークエンド! 鈴鹿では、アジア選手権・第3戦 日本大会が行なわれています。開幕戦が4・2マレーシア、第2戦が4・15タイでしたから、約1ヶ月半のインターバルを空けての第3戦となるわけです。
開催クラスは、メインクラスにSS600、さらにJP(=ジャパン・プロダクション)250のアジア版と言えるAP250(というか、APの日本版がJPなんです・笑)、さらにスズキGSX-R150ワンメイクのスズキ・アジアン・チャレンジ、そしてアンダーボーンクラスのUB150の計4クラス。このうち、SS600とAP250、UB150は土曜/日曜開催の2レース制、スズキ・アジアン・チャレンジは日曜に2レースですから、土日あわせて計8レースが開催される、というわけです。このうちUB150は日本人ライダーの参戦がないので、思い切って割愛(笑)。SS600とAP250のレース1についてお伝えします。

画像: CBRだけのトップ争い! デビューイヤーのニューマシンが真価を発揮し始めました

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画像: 去年の鈴鹿でも勝てなかった山本(去年はNinjaだったけど)あすレース2こそ!

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画像: SS600からスイッチしたAP250で初優勝をねらう小山 鈴鹿は最大のチャンス!

SS600からスイッチしたAP250で初優勝をねらう小山 鈴鹿は最大のチャンス!

AP250はここまで、アストラホンダのゲイリー・サリムが、2戦4レース3勝でランキングトップ。そのサリムがマシントラブルでDNS(=スタートできず)だったタイ大会のレース2で勝ったのが、今年からホンダCBR250RRに乗る、初代AP250チャンピオン、山本剛大(たけひろ シドラ・ホンダ)です。ランキング3位に、ここまで未勝利ながら、表彰台を外してないヤマハタイランドのアヌパブ・サムーン。これが今シーズンのAP250の3強と言えるでしょう。
しかし、この日本大会レース1では、公式予選の最後の最後でトップタイムをマークしてポールポジションを獲ったサリムが、ホールショットから逃げを打ち始めました。ここに食らいついて行ったのが山本と、RAMAホンダの小山知良。レース後半は、この3人によるトップ争いが激しくなりますが、サリムが逃げ切って4勝目をマーク。山本は0秒069差の2位に、小山が山本の0秒437差の3位に入りました。

ニューCBR、ランキングTOP6に5台!

これでランキングもサリムがトップのまま、6ポイント差で山本が2位。サムーンが6周目に転倒リタイヤしたことで、ランキング3位にサリムのチームメイト、ダニカ・アーレンスがつけ、これでランキングトップ3は、すべてホンダCBR250RRが占めることになりました。サムーンをはさんでランキング5位に小山がつけ、ランキング6位にもアストラホンダのアウィン・サハヤがつけていますから、トップ6に5台のCBR、ってことになりますね。
あす日曜はレース2です。出場したレースには全勝しているサリムが勝つのか、山本と小山が地元開催の意地を見せるのか、めちゃくちゃ楽しみです!

画像: ニューCBR、ランキングTOP6に5台!
画像: もんどりうって転倒 右手の指をざっくり怪我してしまったアズラン

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画像: ここから最終ラップに伊藤が一度、前に出ますが、ウエストが再逆転し、優勝!

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画像: このカラーリング、このGSX-R! でも600なんです 加賀山はおそらく人生初600のレースです

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SS600クラスは、前戦タイ大会で優勝しながら、レース後車検を拒否するという不可解な行動で失格となったアンソニー・ウェスト(アケノスピード/ヤマハ)が優勝。2位に最終ラップで逆転された伊藤勇樹(ヤマハレーシング)、3位にザクワン・ザイディ(ブンシュウホンダ)が入りました。ランキングトップのアズラン・シャア(カワサキレーシング)は朝の予選で転倒し、指をざっくりケガしながら(youtubeに動画が落ちてます ひっどいケガ!)4位に入り、ランキングトップをキープ! ポールシッター、2016全日本ロードレースST600チャンピオンの榎戸育寛(モトバムホンダ)が5位、開幕戦優勝を飾った羽田大河(RAMAホンダbyNTS T.PRO)が6位。7位に今シーズンは兄・芳賀健輔のチームで走る芳賀紀行(K-MAXレーシング/ヤマハ)が、8位にこの大会にスポット参戦しているチームカガヤマの加賀山就臣が入りました。芳賀vs加賀山が鈴鹿で600ccマシンで戦ってるなんて……! 夢じゃなかろうか!

そんな夢のようなアジア選手権・日本大会は、日曜も鈴鹿サーキットで行なわれます! 天気もよさそうなので、ツーリングがてらおいで下さ~い^^

写真/赤松 孝 Asia Road Racing Championship

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