時代を飛び越え、ベース車両とディティールに拘った1台!

レプリカ車両で、ありそうでなかったというのがワイルド7飛葉のCBだろう。ベース車両はCB750FOURだという事は明確だが、いざレプリカ製作となると車両の確保からディティールの追究とハードルはあまりにも高かった。

だが、そんなハードルを飛び越え誕生したのがドレミコレクションプロデュース、なかの屋製作のCB750FOUR飛葉Replicaだ。2008年、望月先生のオフィシャルを得て、東京モーターサイクルショー会場にて発表された。

画像: (C)望月三起也

(C)望月三起也

最初で最後の飛葉ReplicaCB750FOUR

飛葉大陸が駆ってきた愛機は数機あるが、メインの愛機といえばCB750FOURといっても間違いはないだろう。当時を代表するモンスターマシンが持つ問答無用のオーラは、劇中に於いても計り知れないエネルギーを放ち読者を夢中にさせた。それはまた、『ワイルド7』を象徴するといっても過言ではなく、主役の飛葉大陸が乗るマシンとして選ばれるに値する最もマッチした1台だったのだ。劇中では、望月先生のイマジネーションによってのびのびと、そしてダイナミックなアクションが盛り込まれ、現実の世界を忘れさせてくれるチカラに溢れていた。敢えて現実から解離した動きのひとつひとつが、飛葉CBを特別な存在に昇華させていったのは言うまでもない。

そんな飛葉CBを、作品中から飛び出したかの様な完成度を誇る、CB750FOUR飛葉レプリカをここで紹介しよう。製作プロデュースは、カワサキメインのカスタム車両からオリジナルパーツ製作でも知られる岡山のドレミコレクションで、車両製作はCBのKシリーズに強い福岡・久留米のホンダショップ・なかの屋が担当。完成披露は、08年の東京モーターサイクルショー会場。プロジェクトを進める上で、望月先生の承諾を得ていた事もあり、車両製作完成となる最後のファクター『目入れ』に等しい猛牛マークのステッカー貼り作業を、会場で望月先生みずから直々に行なわれた。

実はそれまで、雄牛のフォルムや周りのギザギザの数も決まっていなかった。08年初頭にファンクラブのミーティング内でその話になり、公式エンブレムを作る事が決定。望月先生直筆のデザインを元に決定した公式エンブレムが最初に使用されたのが、この飛葉CBなのだ。

画像1: 最初で最後の飛葉ReplicaCB750FOUR
画像2: 最初で最後の飛葉ReplicaCB750FOUR
画像3: 最初で最後の飛葉ReplicaCB750FOUR
画像4: 最初で最後の飛葉ReplicaCB750FOUR
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製作当時の08年には、CB750FOUR飛葉レプリカと呼べるクオリティのモノは製作されておらず、その出来映えゆえに望月先生自身から太鼓判を戴くという仕上がりをみせていた。中野社長曰く、「製作日数がもう少しあれば、ジェット噴射システムにライトを仕組んだりしたかった」と、作品中のストーリーを盛り上げるギミックの展開も見られたかもしれない。少々残念に思う面もあるが、それにしても今となっては大変貴重なCB750FOURをベース車両に使用すること自体、とんでもなく贅沢な仕様で、充分過ぎる程価値ある車両となっている。

CB750FOUR飛葉レプリカの最大の特徴は単なるショーバイクではなく、販売を視野に入れたコンプリートマシンとして製作された経緯があるため、走行性能を阻害しない造り込みがされていること。また、フレームや外装ジョイント等に大きく手を加える事無く、スタンダードフォルムに戻せるのも大きなポイントだろう。実際に、製作プロデュースを担っているドレミコレクションでは、コンプリート車両の販売を請け負い、ベース車両の選択から相談にのってくれるというのでファンにとっては心強い。

今回撮影に用意されたベース車両はマニア垂涎のK0モデルで、いわゆる『砂型エンジン』を搭載する初期型だ。さらに、あの『目入れ』がされた外装そのものだという。レプリカ製作に於いて特に苦労したのが、猛牛マークでも触れた様に、これといったカタチが意外にも無く、望月先生曰く「今日はこっちのほうがカッコよく見えるんで、こっちにしよう」といった具合にシーン毎に異なるフォルムやディティールが存在したのだとか。カタチにするには数値が必要となる為、実物合わせで格好良いと思う感覚を頼りにした面もあったという。

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