アルゼンチンも土曜は雨…

筑波で雨にフルエている間に、地球の裏側、アルゼンチンも雨に苦しんでいたようです。
公式予選が行われる土曜日、moto3の予選終了5分前くらいから降りはじめ、moto3はかろうじてドライ路面のままセッションが終了。でもmoto2とMotoGPはハーフウェットというか、雨は止んでるみたいなんだけど、霧雨が降ってて路面はしっとり――と、筑波そっくりなコンディションでセッションが行なわれました。

予選Q1/Q2制で行なわれるMotoGPの最終予選。金曜~土曜のフリー走行で、なんとホンダ、ヤマハ、ドゥカティの計6人のファクトリーライダーのうち、ペドロサ、ロッシ、ドビツィオーゾ、ロレンソの4人がQ1スタートという異常事態! このうちQ2へ上がれるのは上位ふたり、ってことで、ペドロサ、ロッシがQ2へ進出することになりました。

画像: ごらんのように、レインタイヤ+フロントカーボンディスクカバーつきのコンディションでした

ごらんのように、レインタイヤ+フロントカーボンディスクカバーつきのコンディションでした

Q2は雨スタート。でも降ってはいなくて、ハーフウェットでスタート。時間が進むにつれてラインが乾いてきて、走行中もピットはソフトレインを用意するかんじでした。
結局、そんなイヤーな路面で行なわれたQ2で、マルク・マルケス(ホンダ)がポールポジションを獲得。これでマルケスはアルゼンチン開催以来ずっと、つまり4年連続のポールポジション! しかし、一度はGP界から去って、2016年はWSBKへ転出、そこでもパッとした成績を残していないカレル・アブラハム(ドゥカティ/サテライト)が予選2番手とは恐れ入りました! 他にもアルバロ・バウティスタ、ダニロ・ペトルッチ、ロリス・バズと、ドゥカティサテライト勢がQ2に進出していましたから、ドゥカティとアルゼンチン、相性がいいんですね…って、ドビツィオーゾとロレンソのファクトリー勢はいないという摩訶不思議! アルゼンチンの路面、グリップ性能に関係があるかもしれないですね。
これで、スターティンググリッドはマルケス/アブラハム/カル・クラッチロウ(ホンダ/サテライト)がフロントローで、パトルッチ/ダニ・ペドロサ(ホンダ)/マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が2列目、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は3列目7番手、アンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)は5列目13番手、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)に至っては6列目16番手スタートという異常事態。うーむ、大丈夫か、ロレンソ!

画像: アルゼンチンの路面はグリップが低くてバンプも多くて、って言われています そんなコース大好きのマルケスが今シーズン初ポールを獲得しました

アルゼンチンの路面はグリップが低くてバンプも多くて、って言われています そんなコース大好きのマルケスが今シーズン初ポールを獲得しました

初優勝狙いの中上は……

画像: 写真は初日のもの タカ、8列目から優勝めざせ! マルケスはmoto2時代、そんなん何回かやってたぞ!

写真は初日のもの タカ、8列目から優勝めざせ! マルケスはmoto2時代、そんなん何回かやってたぞ! 

moto2クラスでは、中上貴晶は前日まで総合3番手にいたのに、予選終了時にはなんとなんとの22番手。セッション中盤にはハーフウェット路面なのにスリックタイヤでコースインして、これは、雨に苦しんでますねぇ。これが、決勝日を見据えてのドライセッティング確認の走行ならいいんですが、ドライではいい調子だったのに、MotoGPの時間帯よりもやや雨脚が強かったこともあって、雨セッティングにハマっちゃったかな……。長島哲太は27番手となりました。
moto3クラスはなんとかドライ路面のままで、鈴木竜生が3列目9番手を獲りました! 鈴木は15年にフランスGPで10番手になったことありましたから、それを上回る自己最高グリッドですね! 鳥羽は18番手、佐々木は25番手についています!

日本時間、日曜深夜(月曜早朝)に行なわれる決勝は……晴れてほしいけどねぇ。

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