Sponge Abrasive Products スポンジ研磨製品

オートバイのメンテナンスやケア作業をしていると、工具やケミカル剤のほかにも必要になる各種の小物がある。このスポンジサンダーは金属パーツの錆や焦げ付きの除去、塗装面の補修などに必須のアイテムだ。

研磨や塗装作業では耐水性の紙やすりを使うことが多いが、使っているうちに目詰まりして削れなくなるし、熟練しないと指で押す部分に力が入り、平面を均一に研磨することが難しい。つい削り過ぎて部分的に凹ませてしまい、途方に暮れた人も多いだろう。

そうした失敗を減らしてくれるのがスポンジの表面に研磨剤を塗布した構造のサンダー。平滑性を出しやすく、適度な柔軟性があるので曲面にも馴染む。削りカスが詰まったら水で洗い流すかエアブローで吹き飛ばせば繰り返し使えるのもメリットだ。

画像: ジグソーパズル型はスポンジサンダーとは思えない可愛さ。角部分を使って細かな場所も研磨できる。(モデル:梅本まどか)

ジグソーパズル型はスポンジサンダーとは思えない可愛さ。角部分を使って細かな場所も研磨できる。(モデル:梅本まどか)

今回紹介するスポンジ研磨製品は薄手のジグソーパズル型と厚手のスポンジ型の2種類。ジグソーパズル型は酸化アルミニウム砥粒をスポンジに載せたタイプで、1枚が114×140㎜のシートを12ピースにカットしてあるので細かな部分が磨きやすく、ピースのエッジ部分も使えることが特徴。磨きたい部分の角を丸めたくない場合にも使いやすい。

もうひとつは100×68㎜サイズで、厚みを食器洗いスポンジと同程度の25㎜としたスポンジサンダー。こちらは平面を研磨するときに均一に力が加わるので平滑に仕上げやすく、カウルやタンクなどの面積の広い部分に有効。いろいろな部分で試してみたが、ヘッドライトレンズの黄ばみ取りや飛び石で傷付いたカウルのタッチアップ前仕上げに重宝した。

どちらも繰り返して使えるから実は経済的。一度試してみることをお勧めする。

画像: 商品名のとおり1枚のシートをジグソーパズル風にカットした作り。使い終わったら元に戻す楽しみ(?) …もあり(笑)

商品名のとおり1枚のシートをジグソーパズル風にカットした作り。使い終わったら元に戻す楽しみ(?) …もあり(笑)

画像: スポンジサンダーは#60、#120、#180、#220の4種類。ジグソーパズル型は#120〜180、#240〜320、#320〜600、#800〜1000、#1200〜1500の5種類が揃っている。

スポンジサンダーは#60、#120、#180、#220の4種類。ジグソーパズル型は#120〜180、#240〜320、#320〜600、#800〜1000、#1200〜1500の5種類が揃っている。

画像: スポンジサンダーは厚手のスポンジと組み合わせてあるので平滑性を出しやすいが、柔軟性も備えているので曲面に沿わせて研磨することもできる。

スポンジサンダーは厚手のスポンジと組み合わせてあるので平滑性を出しやすいが、柔軟性も備えているので曲面に沿わせて研磨することもできる。

画像: パズルのピース形状なので細かい箇所の研磨にも対応。現在、グロム(レースベース車)の塗装前、下地作りに活用中。使いやすいです。

パズルのピース形状なので細かい箇所の研磨にも対応。現在、グロム(レースベース車)の塗装前、下地作りに活用中。使いやすいです。

画像: 塗装面の下地作りにはスポンジサンダーが便利。磨きクズを流すように水を掛けながら作業すると効率的だ。

塗装面の下地作りにはスポンジサンダーが便利。磨きクズを流すように水を掛けながら作業すると効率的だ。

テスター太田安治の欲張りリクエスト

単機能の実用アイテムだけにこれといった不満はない。乾いたままでも濡らしても使えるのも便利。スポンジサンダーは最も細かいもので#220相当なので、もっと細かな#600とか#800相当のものがあれば塗装の下地作りにも有効に使えそう。

[ 問 ]キジマ

TEL.03-3897-2167

  

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