750、500に続き、アンダー400のCBが登場したが…。

王道は1日にしてならず。長い年月をかけて磨き上げられてきたスピリットがあるからこそ、空冷直4の「CB」には普遍的でありながら、どのモデルにも個性がある。「空冷直4、HONDA CBの系譜」その2の今回は、初のアンダー400空冷直4モデル、CB350FOURから振り返ってみる。

1972 HONDA CB350FOUR

画像: ホンダが750、500に続いて新たに投入したのが、初のアンダー400ccの4気筒車となるCB350FOUR。粘り強く扱いやすい4気筒エンジンをコンパクトな車体に搭載し、軽量、扱いやすさをうたっているものの、同じホンダの4ストローク2気筒、CB350エクスポートよりも走りのポテンシャルで劣ることもあり、多くの支持を集めることなく、廃盤となってしまった。 ● 空冷4ストOHC2バルブ並列4 気筒●347㏄ ●34PS/9500rpm●2.7㎏-m/8000rpm●184㎏●-●26万5000円

ホンダが750、500に続いて新たに投入したのが、初のアンダー400ccの4気筒車となるCB350FOUR。粘り強く扱いやすい4気筒エンジンをコンパクトな車体に搭載し、軽量、扱いやすさをうたっているものの、同じホンダの4ストローク2気筒、CB350エクスポートよりも走りのポテンシャルで劣ることもあり、多くの支持を集めることなく、廃盤となってしまった。
● 空冷4ストOHC2バルブ並列4 気筒●347㏄ ●34PS/9500rpm●2.7㎏-m/8000rpm●184㎏●-●26万5000円

1974 HONDA CB400FOUR

1972年にデビューしていたCB350FOURをベースに、集合マフラーが特徴的なカフェレーサー風スタイルを与え、エンジンの排気量も拡大したモデル。免許制度改正による中型限定免許の設定に合わせ、1976年には排気量を408㏄から398㏄に変更したモデルも登場した。
●空冷4ストOHC2バルブ並列4気筒●408cc●37PS/8500rpm●3.2kgm/7500rpm●185kg●3.00-18・3.50-18●32万7000円

1974 HONDA CB550FOUR

画像: CB500FOURをベースに、空冷直4エンジンのボアを広げて排気量を拡大、最高出力も48PSから50PSにまでパワーアップを図ったモデル。エンジン以外にも、リアホイールのリムサイズを広げたことをはじめ、キー開閉式タンクキャップや可倒式ステップの採用など、細かな改良も加えられている。 ● 空冷4 ストOHC2バルブ並列4 気筒●544㏄ ●50PS/8500rpm●4.4㎏-m/7500rpm●207㎏●3.25-19・3.75-18●35万5000円

CB500FOURをベースに、空冷直4エンジンのボアを広げて排気量を拡大、最高出力も48PSから50PSにまでパワーアップを図ったモデル。エンジン以外にも、リアホイールのリムサイズを広げたことをはじめ、キー開閉式タンクキャップや可倒式ステップの採用など、細かな改良も加えられている。
● 空冷4 ストOHC2バルブ並列4 気筒●544㏄ ●50PS/8500rpm●4.4㎏-m/7500rpm●207㎏●3.25-19・3.75-18●35万5000円

1975 HONDA CB750 FOUR-Ⅱ

画像: CB750FOURの基本的なメカニズムを受け継ぎながら、集合マフラーやテールカウル付きシートなどで、スタイリングを軽快でスポーティな雰囲気のカフェレーサー的デザインに変更したモデル。シリーズ初のリアディスクブレーキも装着。従来型スタイルのCB750FOURと併売されていた(画像は1977年型)。 ● 空冷4 ストOHC2バルブ並列4 気筒●736㏄ ●67PS/8500rpm●6.1㎏-m/7500rpm●244㎏●3.25-19・4.00-18●46万8000円

CB750FOURの基本的なメカニズムを受け継ぎながら、集合マフラーやテールカウル付きシートなどで、スタイリングを軽快でスポーティな雰囲気のカフェレーサー的デザインに変更したモデル。シリーズ初のリアディスクブレーキも装着。従来型スタイルのCB750FOURと併売されていた(画像は1977年型)。
● 空冷4 ストOHC2バルブ並列4 気筒●736㏄ ●67PS/8500rpm●6.1㎏-m/7500rpm●244㎏●3.25-19・4.00-18●46万8000円

1977 HONDA CB550FOUR-K

CB550FOUR系の最終モデル。吸気系の改良やサイドスタンド自動収納機構の装備など、1975年に登場していたCB550FOURⅡに準じた仕様を取り入れたのに加えて、燃料タンクやフロントフォークの変更、オーソドックスな雰囲気を強調するメガホンタイプの4本出しマフラー装着などが行なわれた。
● 空冷4 ストOHC2バルブ並列4 気筒●544㏄ ●50PS/8500rpm●4.4㎏-m/7500rpm●212㎏●3.25-19・3.75-18●41万9000円

1977 HONDA CB750FOUR-K

画像: CB750FOUR系の最後を飾ったモデル。タンクデザインの変更や段付きシート採用でイメージチェンジされたスタイルだけでなく、リアホイールの17インチ化、リアブレーキのディスクブレーキ化、最高出力65PSと従来より2PSダウンした仕様のエンジンなど変更点は多い。 ● 空冷4 ストOHC2バルブ並列4 気筒●736㏄ ●65PS/8500rpm●5.9㎏-m/7500rpm●255㎏●3.50-19・4.50-17●48万9000円

CB750FOUR系の最後を飾ったモデル。タンクデザインの変更や段付きシート採用でイメージチェンジされたスタイルだけでなく、リアホイールの17インチ化、リアブレーキのディスクブレーキ化、最高出力65PSと従来より2PSダウンした仕様のエンジンなど変更点は多い。
● 空冷4 ストOHC2バルブ並列4 気筒●736㏄ ●65PS/8500rpm●5.9㎏-m/7500rpm●255㎏●3.50-19・4.50-17●48万9000円

※諸元は
●エンジン型式●排気量●最高出力●最大トルク●乾燥重量●タイヤサイズ(前・後)●当時の価格

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