日本、アジア、スペインを股にかけるプライベートチーム


今月末にはワールドスーパーバイクも開幕し、MotoGPもテストを重ね、全日本ロードレース開幕ももうすぐ。そういえば、鈴鹿サーキットのファン感謝デーも目前です。各チーム、ライダーとも、今シーズンの体制づくりやマシン準備に忙しいこの頃、都内のホテルで、手島雄介率いる「T.Proイノベーション」の2017年シーズン体制発表会がありました。

T.Proは、まったく一介のプライベートチーム。それが、都内のホテルのバンケットでの体制発表会なんて、いまどきなかなか珍しい。かつて90年ごろのロードレース全盛期にはよく見られた光景ですけどね。

画像: チーム代表、手島雄介です 昨年はライダーとしても鈴鹿8耐を走りました!

チーム代表、手島雄介です 昨年はライダーとしても鈴鹿8耐を走りました!

「T.Proも結成5年目を迎えます。節目として、こういうきちんとした場で発表をしたかったんです」とは、チーム代表の手島雄介。今シーズンは、それくらい活動の場を広げてやっていきます、という決意表明でもあるんですね。

T.Proが活動するレースは大きく3つ。まずは全日本選手権、それにアジア選手権、もうひとつがCEV Repsol=スペイン選手権です。
「アジア選手権を軸に、全日本、それからCEVと活動の場所を広げてくることができました。それ以前の、74Daijoro世代のちびっ子たちも、もう10年、応援してきました。T.Proの活動はプロジェクト、つまり『その先』の考えがある動きです。2018年シーズンには、世界選手権moto2クラスに打って出たい!」と手島。

つまり、小学生世代からジュニアを発掘し、日本、アジア、ヨーロッパとステップを積ませて、最終的に世界選手権へ! これがT.Proのプロジェクトなのでしょう。2016年には、アジア選手権SS600クラスで、最終戦までチャンピオンを争っていた小山知良が、ほんのわずかの差でチャンオンを獲り逃がしました。小山はこれで、アジアの600をほぼ卒業。やりきった感があるんでしょうね。

画像: 去就が注目されていた尾野(左)はCEV-moto2へ 右はNTS代表の生田目さん

去就が注目されていた尾野(左)はCEV-moto2へ 右はNTS代表の生田目さん

そのT.Proは、まずCEV-moto2クラスに尾野弘樹、そして2016年チャンピオンのスティーブン・オデンダールを参戦させます。フレームビルダーのNTSとジョイントして、マシンは16年にアラン・ティシェが駆ったNTS NH6。NTSはすでに、FIMから公式moto2フレームビルダーとして認可されていますから、T.ProがGPに打って出るならばNTSフレームとともに、ってことになりますね。この時のライダーは……尾野か、スティーブンか、それとも國峰か…。

アジア選手権には、RAMA Hondaとして参戦。RAMAっていうのは、インドの映画製作、IT関連の企業で、アジア選手権でのメインスポンサーとなります。SS600クラスには羽田太河が継続参戦、山田誓己が新加入し、インドライダーのシャンカール・サラト・マクルも走ります。インドでは、RAMAが行なっているライダー育成プログラムにもジョイントするらしく、ここも年齢層を引き下げていけば、74Daijiroをインドへ、って動きになるかもしれません。大ちゃんも、ここまでは予想していなかっただろうなぁ(笑)。

画像: すっかりベテランになりましたコヤマックスこと小山知良 久々の小排気量クラスへ!

すっかりベテランになりましたコヤマックスこと小山知良 久々の小排気量クラスへ!

そして2年目を迎えるAP250(アジア・プロダクション250)に、昨年のSS600タイトルを最後の最後まで争った小山知良が参戦します。小山は、久しぶりの小排気量のレースです。
「APはホンダがスゴいバイクを作ってくれたので、これで全力を尽くしてチャンピオンを獲って恩返ししたい。年末、みんなで笑顔で会えるようにね」と小山。

画像: 74Daijiro育ちの國峰は、昨年のJ-GP2からST600にスイッチ チャンピオン獲ってCEV目指せ!

74Daijiro育ちの國峰は、昨年のJ-GP2からST600にスイッチ チャンピオン獲ってCEV目指せ!

2年ぶりの復活となる全日本選手権へは、ST600クラスに國峰啄磨が、J-GP2クラスに大木崇行が参戦。JP250には亀井駿が参戦します。
「今シーズンの体制で、いろいろ選択肢はあったんですが、いちばん世界と近いルートということで、ST600を選ばせてもらいました。STでチャンピオンを獲って、たとえばT.ProのCEV-moto2に乗れるような実績を作って、GPを走りたいです」(國峰)
日本に、アジアに、そしてスペインにと走り回って、近い将来にGPに打って出たい、という夢に向かって突っ走る手島雄介。いい顔してたわぁ! 
T.Proの活動、一緒になって面白がりましょう!

画像: 会見にはたくさんのメディア、関係者が詰めかけました 雄介の愛されかたがわかるイベントでした♪

会見にはたくさんのメディア、関係者が詰めかけました 雄介の愛されかたがわかるイベントでした♪


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