画像: <全日本ロードレース>4人のチャンピオンが決まります!
~最終戦MFJグランプリ 快晴スタート!~

鈴鹿に来ております^^ この週末は、全日本ロードレース選手権の最終戦「MFJグランプリ」が行なわれるんです。この最終戦はJSB1000クラス/ST600クラス/J-GP2クラス/J-GP3クラスともに、2016年のチャンピオンが決定するビッグレース。最終戦といえばおなじみの悪天候(笑)も、今回は大丈夫そう! 予報も悪くないし、朝イチ(なんか毎年この画像アゲてる気がします・笑)の天気もいい! これはお客さん、ツーリングがてら鈴鹿にいらっしゃる大チャンスですね、ふふふ。
では、珍しく各クラスの見どころなんか書いてみましょう^^

JSB1000は中須賀5連覇目前

ポイントランキング(前戦岡山まで)
①中須賀克行 140P ②津田拓也 113P ③山口辰也 104P
④渡辺一樹  103P ⑤高橋 巧 102P ⑥野左根航汰 92P   
2レース制で行なわれる最終戦では、レース1が8周、レース2が20周という変則的な周回数で行なわれます。普通、鈴鹿の決勝は20周くらいがめどなんだけど、8周にしたのは、タイヤの配分とかペースの調整とかみんな抜きにして、ヨーイドンのスプリントで誰がいちばん速いんだ、ってことを決めるレースと言えるでしょう。もちろん、タイヤ銘柄にもよるんですが、各ライダーともソフト目のタイヤをチョイスして、スタートからタイヤマネジメント抜きでガンガン飛ばしていくでしょうから、いつものレースとはちょっと違う観点で楽しめそうです。
チャンピオン争いは、ここまで5戦4勝を飾っている中須賀克行(ヤマハファクトリー)が絶対的に有利です。中須賀は2015年の第2戦から、2016年の第4戦までずっと(しかも鈴鹿8耐をふたつ含む)ポールtoウィンで連勝していて、第5戦岡山の雨のレース2で連勝ストップしているとはいえ、いまだに「日本最速の男」にかわりはありません。ただし、最終戦は2レースでボーナスポイントもつくため、2レース合計56ポイントを獲得できますから、何かあったらいかに中須賀といえどもヤバいレースではあります。それでも、そういう取りこぼしがないのが「日本最速」の条件のひとつなんですけどね。

画像: 写真は'16鈴鹿大会

写真は'16鈴鹿大会

ランキング2位はヨシムラスズキの津田拓也。実はニューYZF-R1を手にして以来、中須賀をドライレースでやっつけた唯一の男が、この津田なんです。2015年の開幕戦、ここ鈴鹿でしたね、2番手以降を鮮やかにぶっちぎっての優勝でしたね、おぉ今年の全日本は面白くなるなぁ!って予感させといて、その後はみんな中須賀が勝ったんですがね(笑)。
その津田の乗るGSX-R1000は、おそらくこれが最後のレース。というのも、スズキはニューGSX-R発売をすでに発表していますし、ヨシムラもすでにニューマシンのテストを行なっていますから、来シーズンは開幕戦からまちがいなくニューマシンで出てくるだろうからです。
「ニューマシンはレベルがぜんぜん違います。たとえば現行モデルの僕とニューモデルの僕がレースしたら、軽くぶっちぎられちゃうと思います」と津田。有終の美って、こういうときに使いたいね。

画像1: 写真は'16第2戦鈴鹿大会

写真は'16第2戦鈴鹿大会

画像2: 写真は'16第2戦鈴鹿大会

写真は'16第2戦鈴鹿大会

ランキング3~5位は1ポイント差で続く3人。勝った方が上、っていう単純明快さ!
山口辰也(TOHOレーシング)は、雨の岡山レース2で中須賀の連勝を止めた立役者! 市販キットパーツだけで仕上げたJSBマシン、自らが立ち上げたプライベートチームの雄として、大仕事をやってのけました。

画像3: 写真は'16第2戦鈴鹿大会

写真は'16第2戦鈴鹿大会

渡辺一樹(チームグリーン)はここまで、一発の速さは見せるんだけれど、結果を残せていないのがツラいところです。すでに表彰台の常連だし、鈴鹿8耐では2位になったし、優勝もあと一歩のところまで来ているんだけど、結果は出せていない。とはいえ、いつ勝ってもおかしくないし、初優勝は本人がいちばんほしい結果でしょう。

画像4: 写真は'16第2戦鈴鹿大会

写真は'16第2戦鈴鹿大会

高橋巧(ハルクプロ)は、今シーズンからマシンを大きくチェンジ、と言ってもホンダCBR1000RRをベースとしているのはそのままで、大きくはサスペンションをショーワからオーリンズに換えたんですね。そのアジャスト、組み合わせのセッティングっていうのかな、それをまとめ切れていなくて、タクミらしからぬ順位ばっかりを走っています。時間がたつにつれてよくなってきているし、つまり最終戦は最大のチャンスです。2014年のもてぎ大会以来の優勝、狙ってます!

そして、このレース注目のひとつになっているニュース、海外ライダー組の参戦ですが、今回はイギリススーパーバイク選手権(=BSB)からレオン・ハスラム(チームグリーン)と清成龍一(チームカガヤマ)がスポット参戦します! ハスラムは金曜のフリー走行を終えて、なんとトップタイムをマーク! うおぉ、やっぱり海外組、速いなぁ!と思わせてくれたんですが、清成は金曜の走行で転倒を喫し、鎖骨を骨折。残念ながら決勝レースを欠場することになりました。いまやチームカガヤマのライダーとして鈴鹿8耐ではおなじみのキング・キヨですが、彼のスプリントの走りを見られる機会は貴重だけに、楽しみにしてたんですが……残念! 特に8周の超スプリントレース1では久々にダンロップユーザーの優勝が見られるかも!って期待していたんですが--。
それと、前戦・岡山大会の事前テストで転倒、負傷して岡山を欠場した柳川明(チームグリーン)が、ギリギリまで出場する予定でしたが、ケガの回復が思わしくなく、欠場となってしまいました。ヤナさん、残念! がっちりケガ直して、来年またがんばってー!

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