血が騒ぐドゥカティらしさがダートライディングでも健在!

これまでならダートでは弱気にならざるを得なかった大排気量アドベンチャー。しかし、ムルティストラーダの新型「エンデューロ」では、オフロードエリアでのアクティブなライディングを目当てに旅へ出られる! 未知の領域へ突入だ‼

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自分の住む街から遠く離れたエリアを目指して高速道路で一気に距離を稼ぎ、ひとっ飛び。もちろん途中のハイウェイクルージングやワインディングも快適にこなし、ダートに入ったって走破できる。ざっくり言うと、これがアドベンチャーモデルの特権だと思うが、カバーする守備範囲が広いだけに、各モデルでどこに重点を置いているかにはバラツキがある。前後17インチホイールを採用してきた従来のムルティストラーダの場合、どちらかといえばオンロード寄り。もちろんダートでの走破性も充分に高く、昨夏デビューの5代目からはトラクションコントロールやセミアクティブサスペンションがさらなる進化を遂げ、スポーツ・ツーリング・アーバン(市街地)・エンデューロという4つの要素を楽しめる〝4bikes in 1〟のコンセプト通り、オールマイティさに磨きをかけたが、それでも主戦場はオンロードという印象は強い。

そこで新たにラインアップされたのが『エンデューロ』と名付けられたフロント19インチ仕様。その名のとおり、オフロードでの性能をさらに高めたというわけだ。「よりタフな旅に出られる! さぁ、冒険しよう‼」と誘ってくれたのはドゥカティジャパン。4名のジャーナリストが集められ、都内からダートエリアをそれぞれが目指す1泊2日、総行程550㎞に及ぶアドベンチャーだった。結論から言うと、エンデューロの名は伊達ではなく、ダートランがエキサイティングに楽しめる。

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画像: エキサイティングな走りが真骨頂のイタリアンブランド・ドゥカティ。そのアグレッシブな走りはオフロードでも健在だ。テスタストレッタDVTエンジンと強化された足まわりが、スリルと興奮に満ちあふれた走りを実現。ダートがとにかく面白い!

エキサイティングな走りが真骨頂のイタリアンブランド・ドゥカティ。そのアグレッシブな走りはオフロードでも健在だ。テスタストレッタDVTエンジンと強化された足まわりが、スリルと興奮に満ちあふれた走りを実現。ダートがとにかく面白い!

大排気量アドベンチャーの場合、ダートでペースを上げて走ると「オフロードでは無理しないでね」と言わんばかりに、その巨体から大きな挙動を食らって恐るおそる走るのがセオリー。しかしこの新型では汗をかいて攻め込む気にさせるほどで、リアタイヤが流れ出してもアクセルを戻す気にはなら
ず強気でグイグイいけるのだ。

Ducati Multistrada 1200 Enduro

画像: フロントを19インチ化するだけでなく、ザックス製の前後サスペンションのストローク量を1200Sより 30㎜伸ばし200㎜を確保。最低地上高を205→236㎜に上げた。アルミ製シュラウドカバーで外装の 傷を引き受ける。

フロントを19インチ化するだけでなく、ザックス製の前後サスペンションのストローク量を1200Sより
30㎜伸ばし200㎜を確保。最低地上高を205→236㎜に上げた。アルミ製シュラウドカバーで外装の
傷を引き受ける。

最高出力:150 hp/ 9500 rpm
最大トルク:13 . 1㎏ -m/ 7500 rpm
価格:269万9000 円

画像1: Ducati Multistrada 1200 Enduro
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