毎回フルモデルチェンジごとに、最先端のスペックを引っさげて登場するGSX-R1000の登場です。某有名レーシングライダーと雑談をしていたとき、レーサーにするのに、国産4メーカーの中から市販車を買うなら、どのバイクを選びます? なんて雑談では、名前がよく挙がるモデルです。

画像: 国産ライバルと比べ、全長とシート高はトップクラスのコンパクトさを実現。しかし、左右出しマフラーのために全幅は若干ワイドになっている。ウインカーはミラーと一体型。

国産ライバルと比べ、全長とシート高はトップクラスのコンパクトさを実現。しかし、左右出しマフラーのために全幅は若干ワイドになっている。ウインカーはミラーと一体型。

[車種解説]
 スーパーバイク世界選手権や鈴鹿8耐、JSB1000など、世界各地のレースでその実力をいかんなく発揮するスズキスーパースポーツシリーズの旗艦。09年のフルチェンジでボア×ストロークから見直されたエンジンは、185PSの高出力をマークすると同時にエンジン本体を大幅にコンパクト化。それに合わせてフレームも一新され、ホイールベースを10mm短縮しながらスイングアーム長を32mm伸ばすことに成功。インナーチューブにチタンコーティングを施した43φビッグピストンフォークや、トキコ製の鋳造アルミモノブロックキャリパーなど、足まわりにも最先端のパーツがおごられている。ボタン操作でパワー特性を3段階に切り替えることができるS-DMSも、一般ユーザーから高い評価を集めている。2010年モデルはカラーリングを変更。GSX-Rシリーズ誕生25周年を記念した全世界1000台のアニバーサリーモデルも登場したが、残念ながら日本での販売は予定されていない。

画像: アナログ回転計に液晶表示を組み合わせたメーターパネルには、シフトインジケーターも装備する。

アナログ回転計に液晶表示を組み合わせたメーターパネルには、シフトインジケーターも装備する。

[インプレッション]
 SSとしては珍しく、重量増を敢えて犯して2本サイレンサーとし、排気効率の良さでエンジンのパワーと扱いやすさを求めたバイクだ。特に軽快だったり旋回性が強力だったりといった傑出した部分がない。むしろ、今のこのクラス全般を見渡すと、フットワークなどは少し重めだったりする。
だがGSX-Rには徹底的に素直な応答性がある。これがスポーツライディングにおける武器であり魅力。操縦系のまとまりの良さによる従順さといえばいいだろうか。「使いこなしやすさ」で、クラストップレベルの動力性能など、高いポテンシャルを使わせようとするタイプだ。派手さはないが、操っての充実感も濃厚で、スポーツを楽しめる質実剛健なモデルである。(宮崎敬一郎)

画像: <試乗ダイジェスト>SUZUKI GSX-R1000(2009年モデル)

(写真/赤松孝)

■GSX-R1000 諸元
全長×全幅×全高:2045×720×1130mm
ホ イールベース:1405mm
シート高:810mm
車両重量:205kg
エンジ ン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量:999cc
ボア×ストローク:74.5×57.3mm
圧縮比:12.8
最 高出力:185PS/11500rpm
最大トルク:9.7kg-m/8250rpm
燃料供給方式:FI
燃 料タン ク容量:17.5L
変速機形式:6速リターン
ブレーキ形式 前・後:ダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ 前・後:120/70ZR17・190/50ZR17
カラー:グラススプラッシュホワイト×メタリックマットステラブルー、
ソリッドブラック×メタリックマットチタニウムシルバー、
メタリックマットブラックNo.2×メタリックアクアブルー
■ 価格:157万5000円/168万円(25周年記念車)

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