この週末は、スポーツランド菅生で全日本ロードレース第4戦
「菅生120Miles耐久レース」でした。
昨年に続いて120マイル(=約190Km)のセミ耐久レースでしたが
昨年に続いて、またも不安定な天候に悩まされるレースとなりました。
昨年はJSB1000クラススタート時刻に激しい雨となって
スタートディレイに次ぐディレイ…
今年は予選日に豪雨となって、決勝日の朝はカラッと晴れたものの
やっぱり山の天気は、そんな上手くいかないのでありました。
120マイルで行われるJSB1000クラスですが
言うまでもなく、7月末の鈴鹿8耐ヘの燃費計算やライダーのペースなど
絶好の「実戦テスト」となるはずだったんですが…
ま、ウェットからハーフウェット時のデータは取れたかな……。

画像: スタートは「ル・マン式」。目の覚めるようなロケットスタートを切ったのは#71加賀山就臣。 さすがユッキー、スターとでまずファンを驚かせたろう、というプロ根性です!

スタートは「ル・マン式」。目の覚めるようなロケットスタートを切ったのは#71加賀山就臣。
さすがユッキー、スターとでまずファンを驚かせたろう、というプロ根性です!

撮影/赤松 孝 文/ナカムラヒロフミ

かっては「鈴鹿8耐の前哨戦」として、鈴鹿200km(とか300km)があったんですが
その前哨戦も全日本選手権から外れ、とうとうなくなってしまいました。
それで、それまでは8月末に行われていた菅生大会を
6月にもってきてセミ耐久にしよう、としたのが2014年のことでした。
なのに悪天候すぎて、レース距離が縮められたり、給油の義務の有無とか
ドタバタバタドタ。レースも最後、赤旗提示のまま中断→終了だったしね。
もちろん、悪天候のための主催者の急な対応でしたから
まずは安全に終わってよかった、っていう大会になったのを覚えています。

画像: ピットインは義務付け、給油しなきゃ走り切れないし、ライダーは1人でも2人でもOKです

ピットインは義務付け、給油しなきゃ走り切れないし、ライダーは1人でも2人でもOKです

そして今年…予選日はまたも雨! JSB予選では2度の赤旗中断がありながら
トップタイムは中須賀克行! 直前まで、雨といえばこの人=秋吉耕佑が
まさに水を得た魚のようにリーダーボードの一番上にいたんですが
最後の最後で、中須賀が逆転! いやぁ、晴れでも雨でも速いなぁ!
ちなみにJ-GP2クラスなんか、ラスト10分、赤旗提示のまま中止となりました。

画像: 今年はホンダCBRのキットパーツ車で参戦の秋吉。雨ならガゼンこの男!

今年はホンダCBRのキットパーツ車で参戦の秋吉。雨ならガゼンこの男!

決勝日は、朝から雨が上がってカラリ!
おぉ、菅生が晴れた!なんて関係者が安堵していたのもつかの間
やっぱり朝フリーが終わったころにシトシト降り始め
午前中のJ-GP3やJ-GP2クラスは、降ったり止んだりのコンディション。
JSB1000クラスは、雨は止んでいて、全車スリックタイヤのスタート!
しかし、5周もすれば霧雨が降り始めてきちゃって、波乱の時間帯となります。
まずはトップを独走しかけていた中須賀を逃がすまいと追う高橋巧が
雨が降り始めたあとあたりでスリップダウン!
これで中須賀が独走、2番手争いが津田、柳川、山口となりますが
高橋が転んだ翌周、なんとこの3人がいっぺんに転倒!
これは津田が転倒して、柳川と山口が巻き込まれたようです。
これで、なんとトップ5台の内、中須賀以外がみんな転んでしまいました…。
こういうコンディションでペースを守る中須賀がスゴいってことです!

画像: 序盤からトップを快走する中須賀。高橋はこのあと…

序盤からトップを快走する中須賀。高橋はこのあと…

こういう展開になると力を発揮するのが加賀山/秋吉の大ベテラン。
ふたりは一気に2番手グループを形成し、そのなかから秋吉がトップに浮上!
秋吉-中須賀-伊藤勇樹-加賀山がトップ集団となったものの
次は加賀山がスリップダウン! 再スタートするも大きく順位を落とします。

画像: 雨が降り始めると秋吉がトップへ! でも中須賀は逃がさない!

雨が降り始めると秋吉がトップへ! でも中須賀は逃がさない!

この後、雨脚は徐々に弱くなり、中須賀が再びトップへ!
後方から着々とペースを上げてきた浦本修充が2番手に上がり
秋吉、伊藤に野左根航汰が上がってきて、ジョシュ・フックも上位グループへ!
レースが折り返しが過ぎ、上位陣のピットインが始まる頃
中須賀のピットインで、一時秋吉がトップに浮上しますが
それもピットインの間のみ。いや、中須賀にスキがありません!
結局、中須賀が独走で3連勝を達成!
2位にJSB初表彰台となった浦本、3位に野左根/藤田拓哉が入りました。
いやぁ、フレッシュな表彰台でした! それにしても中須賀強い!

画像: 計算通りの走り、ハルクのピットワークは今や日本最高レベルです!

計算通りの走り、ハルクのピットワークは今や日本最高レベルです!

一部では燃費に不安を抱えているといわれているニューYZF-R1ですが
今回の降ったり止んだりのコンディションでは、ドライでの完全燃費は不明。
このレース、中須賀は32周目にピットインしましたが、これで約120km。
今回、クイックチャージャー給油口つきの24Lタンクだったようですから
計算すると、約5km/L……マージンを取っていたにしても
鈴鹿8耐では6.0km/Lオーバーがトップクラスの基準、常識なので
こりゃひょっとしてヤマハは、8耐で通常の7回ピットではなく
スプリントで飛ばして飛ばして8回ピットで行くかもしれませんね!

画像: 中須賀は8耐、現役MotoGPライダーであるブラッドリ・スミスとポル・エスパルガロと チームを組みます! これ、チョー楽しみです!

中須賀は8耐、現役MotoGPライダーであるブラッドリ・スミスとポル・エスパルガロと
チームを組みます! これ、チョー楽しみです!

鈴鹿8耐の開始1時間ごろ、トップグループの中からいち早くピットインし
ピエール北川さんが「おぉっとヤマハがピットインだぁぁぁ!」って絶叫……
そんなシーンがみられるかもしれません。うぅぅ、楽しみ^^
レース中に計算通りのペースを守り、2位に入った浦本と
野左根のスピードに、復帰戦となった藤田の快走が合わさって
ヤマハファクトリーJr.チームが3位に入りました。
この降ったり止んだりのコンディション、8耐出場チームに
どういう「事前データ」をもたらしてくれたのでしょう。
週明けには、鈴鹿での事前テストがいよいよ本格化しますよ~!
他クラスはまたのちほど! ST600ではうれしい事件がありました!

<鈴鹿の事前テスト、7日にはついにケーシーが走りますよー! ナカムラ>

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